働くことを考える旅
建築をめぐるの深夜特急
本書は建築をめぐる紀行文だ。
有名建築事務所で働いた建築家が
自分探しに2年にわたる建築をめぐる旅に出る。
読者は本書を通してヨーロッパを中心に
各地の建築を巡る旅を体験することができる。
ただ、本書は紀行文であり働くことを考えさせる本だ。
筆者は以下のようにまとめている。
働くということに、自分のスタイルはどうだっていい。
むしろ、そんな形式にこだわることは愚かなことだ。
重要なのは、それを発想する精神やものの考え方。
僕という人間は世界の中で特殊な存在だ。
日本では同じ人が一億人といる。
しかし、それは世界ではごく一部である。
その特殊性こそ最大の武器ではないか。
それは、決して和風を意味するものではない。
ヨーロッパで流行のジャパネスクでもない。
それは、まさに「僕自身」なのだ。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
2-5
- 感想投稿日 : 2013年8月4日
- 本棚登録日 : 2012年1月29日
みんなの感想をみる