ちょっと偏食気味な本棚です。 ☆の目安は、読後の満足感次第ですので 素直でもあり適当でもあります。
綸子さん
坂木 司
東京創元社 (2006年10月11日)
ミステリ 読み終わった
完結編まで読んだのは、先に3部作まとめて購入してあったから… あと、完結編では二人が共依存という口実に隠れた同性愛の関係から離れていく過程を読んで、あぁやはりこの二人は同性愛者じゃなかったんだなと納得したかったと言うのもありました… それはとも...
北森 鴻 郷原 宏
講談社 (2001年12月14日)
ビアバーのマスターが、常連の持ち込んだ謎を解き明かしていく連作短編集です。 どの話も、うまく出来たミステリーで、謎が明かされてカタルシスは得られますが、冷静に考えると、逆に作り過ぎと思ったり、解釈に無理があるよなぁと感じさせられる物もありました...
桜庭 一樹
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年05月25日)
ヨーロッパの小国にある貴族の学園で出会った謎の美少女ヴィクトリカと、東洋の留学生久城一弥が数々の謎に挑むミステリシリーズ第4弾。 今回は学園の敷地内にある時計塔で起きた殺人事件を皮切りに話が進んで行きます。 ヴィクトリカは、その時計塔に住んでい...
篠田 節子
新潮社 (2006年09月)
サスペンス 読み終わった
何かを犠牲にしながら一生懸命頑張って生きてきて中年にさしかかった人たちの、いつの間にか歪んでいた心理の描写がとてもリアルで怖い短編集でした。 ゾクッと来る物が多い中、果実と密会は、悲しい中にも少し安らぐ所がありました。 世紀頭の病は、ドタバタ喜...
伊坂 幸太郎
新潮社 (2010年06月29日)
その他 読み終わった
大学生5人の単なる青春群像劇みたいな小説…と言えばそうなんだけど、 空き巣犯や通り魔との対決や、超能力論争で大人達に一泡吹かせたり、捨て犬を救出したり…など、5人が時にはでたらめに、時には真剣に立ち向かう様が描かれていて退屈しませんでした。
恩田 陸
メディアファクトリー (2010年01月06日)
ホラー 読み終わった
ある屋敷にまつわる、連作短編。 主人公は各話で違いますが、ところどころリンクしていたりして読みやすいです。 忌まわしい過去にはかなり残虐なもの、猟奇的なものもありますが、登場してくる幽霊には陰惨なイメージはあまりないです。 私が読んでいて恐怖を...
国広 正人
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年10月25日)
異常な状況に遭遇した人達のドタバタぶりを描いた短編集です。 何でそうなったのかと言うような説明は無く、いきなり変な状況に放り込まれた主人公達がうろたえたり開き直ったりする様が、時にはコミカルに、時には不気味に描写されていて、結構面白かったです。 ...
新井 素子
集英社 (2007年10月26日)
ファンタジー 読み終わった
タイトルの通り、気軽に読める短編集です。 特にオチも捻りもない話が多く、何らかの雰囲気を滲ませる程の文章力も無いので、ちょっと退屈。 童話にしても、世界観が子供騙し過ぎるし、かと言って大人向けらしいので、子供が喜ぶ内容でもなさそうです。 昔の...
倉阪 鬼一郎
東京創元社 (2007年03月)
怪しげな「館」でひっそり暮らす「お嬢様」と「執事」の元に、ミステリー作家が訪れ、彼らの持つ秘密に興味を持っていく。 連続少女殺害事件や、過去の事件も入り乱れ、複雑に絡み合う物語のおかげで、騙し絵のような感覚を味わいました。 ですが、稚拙な文章を...
森見 登美彦
新潮社 (2009年06月27日)
京都を舞台にした、4つの短編集で、各話にほとんど繋がりは無いものの、共通の骨董屋やお寺、不思議なケモノが出てきて、少しずつ重なっている感じ。 どの話も因果関係をちゃんと突き詰めたくなる人には向かないです。 ただ、ジワジワと不気味な雰囲気を味わえ...
辻村 深月
角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年07月01日)
都市伝説や、子供の頃のちょっぴり苦い記憶がモチーフのホラー短編集です。 「ブランコをこぐ足」「おとうさん、したいがあるよ」は、他の方のレビューにもあるように、恩田陸っぽい、何やら行間から不気味な物が漂ってきて、ラストにモヤモヤしたまま終わるよう...
門井 慶喜
東京創元社 (2007年10月)
図書館で借りた物。 日常の謎を、専業主夫とその娘が解き明かしていく連作短編集です。 この専業主夫が、かなり色々な事に造詣の深い知識人で、それなのに中学生の娘の事になるとてんで弱く、その会話も読んでいて楽しいです。 また、主人公の蘊蓄も、なかな...
東川 篤哉
光文社 (2010年09月09日)
私立探偵鵜飼と助手の戸村が活躍?するユーモアミステリのシリーズ第4弾です。 鵜飼は山奥の豪邸で不倫調査、戸村は思いを寄せる十乗寺さくらのお供で、彼女の知人の住む山荘に宿泊。 また、町では殺人事件が起こり、雪の中で刑事達が捜査に乗り出す。 一見...
新潮社 (2010年10月)
死者との再会を仲介する使者(ツナグ)の物語で、5編の連作短編集です。 使者は不思議な存在ですが、普通の人間ドラマと言った感じで、人生や、人の生死について、ちょっと考えさせられる事もあるかなぁ…悪くないなぁ…と言う印象です。 デビュー作みたいなインパ...
恒川 光太郎
講談社 (2010年09月17日)
図書館で借りてみました。 不思議な話の短編集ですが、印象としては、そうじゃないモノが目立ちました。 「風を放つ」は特にそうで、ちょっと不満。 「夜行の冬」が特に良かったし、それに続く二つも恒川さんらしいと言えばらしいかな。 今回も、淡々とした...
貫井 徳郎
講談社 (2006年05月16日)
連作短編集。 被害者の分からない殺人を手記を読みながら当てたり、別の事件では目撃者を推理したり、昼食を賭けての探偵当てなど、各話趣向が凝らされた、ちょっとコミカルタッチのミステリーですが、推理論はちゃんと納得出来る物だったと思います。
谷原 秋桜子
東京創元社 (2006年12月21日)
美波の事件簿シリーズ第二弾。 京都にある、龍をモチーフにした洋館で殺人が起きて、それに美波が巻き込まれてしまうと言うストーリー。 美波の友達が権力者の令嬢ばかりで、ちょっとご都合主義なのは気になるけど、トリックとかは面白かったです。 地味かもし...
東京創元社 (2006年06月17日)
ほとんど同性愛者と間違うばかりの共依存の関係にある成人男子二人が、探偵役となり日常の謎を解き明かすシリーズの第二弾。 慣れたのか、或いは意識してなのか、今回はベタベタぶりは前作よりは気にならなかったと思います。 また、謎もちゃんとミステリー仕立...
新潮社 (2009年07月28日)
ホテルの中庭でパーティーの最中に人気脚本家が毒殺され、犯人を見つける鍵は上演予定だった台本。 刑事は容疑者の女優三人に、その芝居をさせる。 劇中劇中劇とか、頻繁に変わる場面とかでかなり混乱します。 読んでいるうちに、虚構と現実が区別つかなくな...
A.A.ミルン 大西 尹明
東京創元社 (1959年05月)
くまのプーさんの原作者が書いた長編ミステリー。 素人探偵とワトソン役の二人の会話にユーモアがあり、謎解きも、あまり突飛過ぎず、探偵さん達の推理も、誰にでも考えつく範囲の論理で進められている部分が多かったので、置き去りにされずに読んでいけました。 ...
東京創元社 (2006年02月23日)
心に傷を持ち引きこもりになったプログラマーの鳥井と、主人公坂木司が日常の謎を解いていく人情ミステリーと言った感じ。 登場人物の誰も彼もが不幸な境遇だったりしてそれにまつわる事件なので、いちいちお涙頂戴路線です。 種明かしも、地味な割にこじつけ臭...
朱川 湊人
新潮社 (2008年01月29日)
この作者お得意の昭和の話の連作短編集。 東京の下町にあるアカシア商店街や、その近隣で起こる不思議な現象とそれにまつわる人間ドラマが描かれていて、心温まる話、少し背筋の寒くなる話、切ない話など様々ですが、全体的には癒やされます。 でも、昭和を知ら...
天野 節子
幻冬舎 (2010年10月)
誕生日に自殺した建設会社社長と、その初七日に起きた二件の殺人事件の謎を、3人の刑事達が明かしていくミステリーです。 読んでいると、おや?と思う事が多々あり、トリック等を見抜けなくても、怪しい人は分かってしまう… でもやっぱり、その犯人にどうやっ...
米澤 穂信
文藝春秋 (2010年06月10日)
法外な時給に釣られて、大学生結城は地下施設で7日間過ごす事になった。 そこには他に11人の男女がいて、彼らを採用した〈主人〉の目的は、どうやら12人に、「そして誰もいなくなった」のような状況を体験させ、それを観察する事らしい…。 まぁ所々、設定細かす...
宮部 みゆき
光文社 (2011年07月12日)
ホラーとファンタジーの短編集です。 まぁまぁ…と言う感じでした。 「オモチャ」は物悲しいラストでしたが、後からジンワリ、怖いなぁと思いました。 「チヨ子」はコミカルな文章で軽い内容ですが、少しだけ自分の中を見つめたくなりました。 大事にしてた物…...
井上 夢人
講談社 (2008年10月15日)
ミステリー、ホラーなどの短編集です。 私の苦手な視覚的グロさはあまり登場せずに、様々な心理的恐怖を味わう事が出来ます。 いくつか、先が読める物もありますが、独特の雰囲気で楽しめました。 私は、あなたをはなさない、あわせ鏡に飛び込んで、ジェイ...
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年01月23日)
若い女性達の行方不明に絡んでいると思われるデパートに迷い込んだ一弥は、風変わりな少女に助けを求められ、ブロワ警部を頼ります。 しかし警部と共に再度訪れたデパートでは、一度面識があるはずの一弥を、オーナーは知らないと言い張り、一弥は門前払いを食らい...
大崎 梢
東京創元社 (2009年03月20日)
本屋さんに来るお客さんが持ち込む謎を、店員さん達が親身になりながら解決していく軽めの連作短編ミステリーです。 テンポもよく、ちゃんと本がモチーフの謎が描かれていて良かったです。ちょっと犯罪絡みの話と、日常の謎系の話がバランスよく収録され、読後感...
光文社 (2006年02月09日)
東川篤哉のデビュー作で、烏賊川市シリーズ第一作。 大学生戸村流平が、先輩の家でのビデオ鑑賞中に、一緒にいた先輩は、席を外した間に浴室で殺害され、気づけば戸村は密室に遺体と一晩取り残されていた。 しかも同じ夜には、戸村の元カノも殺害されていたりで、四...
新潮社 (2003年04月)
仙台市内で起こる連続放火とグラフィティアートの関連を、とある父子が調べ始め、やがては衝撃的な事実に直面する事に… 理屈っぽい話や過去のエピソードなどで話が前後するし、伏線も少なく回収の仕方も地味で、ミステリーとしては物足りない感じもありました。 ...
新潮社 (2011年06月26日)
それぞれに、上流家庭の子女が主役となる短編集。 一応、読書サークル「バベルの会」が共通のキーワードにはなっていますが、本筋に関わっているのはラスト「儚い羊たちの晩餐」だけ。 それ以外の4遍、ラスト一行が本当に凄かった。 また、どの話も、どこか...
東京創元社 (2006年11月30日)
美波の事件簿シリーズ第一弾。 ワケあって、自宅で寝ているだけで毎晩5千円のお給料と言うバイトを引き受けた女子高生倉西美波が巻き込まれた殺人事件。 衆人環視の密室となった病院の霊安室で、美波の上司が殺害され、美波に殺人容疑がかけられて…と言う内容で...
講談社 (2007年12月21日)
自殺者と思われる河野基を自殺させない為の計画が、本格的にスタートした。 その為に、依田や協力者のメンバーは、学校の第二音楽室や、あすなの祖父の洋食屋に集まる機会が増え、結束が固くなっていく。 しかし本当に、依田いつか、坂崎あすな達は、河野基の自殺...
チャラい男子高生依田いつかは、クラスメートが自殺した1月から、突然3カ月前に戻された。 自殺者の名前は分からない。でもその自殺を止めたいんだと、いつかはクラスメートの坂崎あすなや、他の同級生達に協力を仰ぐ事に… なんか設定が「冷たい校舎」と同じだ...
角川書店 (2003年11月)
中編2つ収録されてます。 表題作では、霊能者の除霊のアシスタントが、ある日出会った生き霊に恋をしてしまい、自分の存在意義について始めて考えるようになっていく話。 文章がとても綺麗で切なく、所々の残虐な描写、いやらしい描写をクッキリ浮き上がらせて...
角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年11月25日)
今回はヴィクトリカの母親の謎にまつわる事件。 現在の事件に関しては、読んで行く内に何となく先が読めてしまうし、ヴィクトリカの母親が犯人とされていた事件にしても、床に散らばる金貨がどういう事なのかは分かってしまいました。 でも、全体的には面白いと...
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年09月25日)
しっかり者の女子大生が、夏休みに住み込みでバイトしたホテルジューシーが舞台の、連作短編。 従業員やオーナー代理のいい加減さ、身勝手な宿泊客に振り回されて生真面目な主人公は苛々するばかりですが、話が進むごとに、ちょっとずつ慣れていき、同時に成長して...
内田 康夫
光文社 (2009年10月17日)
火サスの画面をそのまま活字にしただけ… いやこっちが先だから、ノベライズじゃないだけマシかも。 長野県知事選挙に絡めて起こる殺人事件の話だけど、事件自体の謎なんかないし、長野オリンピックの裏事情を暴く書類を巡ってゴタゴタやってるだけの話という印象。...
文藝春秋 (2010年11月10日)
別れの前夜の一組の男女が、ある男性の死の謎について、また、今までの二人の関係について語り合う、という流れで進んでいきます。 章ごとに男女の視点が入れ替わり、徐々に認識や記憶のズレが生じてきて、何という事のない会話なのに、得体の知れない不安感を呼...
愛川 晶
文藝春秋 (2008年05月09日)
目覚めると一切の記憶を無くしていた女性。 一緒に眠っていた男性は、自分の味方か敵か… だんだん、フラッシュバックのように蘇ってくる記憶は、自分が人を殺したと思える場面。 自分が誰なのか、何故記憶喪失になったのか、そして男性の正体は何なのか…と言...
角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年09月25日)
第一次大戦後のヨーロッパの小国で、貴族の美少女と日本からの留学生の少年が難事件に巻き込まれるシリーズの第一弾。 この作者の小説は初めて読みました。 文章が稚拙で思っていた程の物々しさがない。 キャラクターにも感情移入がしづらい。 トリックも話の...
実業之日本社 (2007年12月14日)
恩田陸の幻想的な短編集。 中途半端な物や意味不明な物が多いけど、恩田陸の文章や世界観に、有無を言わさず引き込まれてしまいます。 とにかく、独特の雰囲気があり、各話でその雰囲気も色々変えてくるので、次はどんな話だろう…と、止まらなくなりました。 私...
初野 晴
角川書店 (2005年08月25日)
脳死と判定されていながら、月夜だけ話が出来る葉月は、暴走族元幹部の高村昴に、自分の臓器を、必要としている人達のもとへ運んでもらう事を頼む。 昴は自分を追う暴走族から身を隠しながら、彼女の望みを叶えてあげる事が出来るのか…と言うストーリーで、童話「幸...
法条 遥
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年10月23日)
もう一人の「自分」が自分の近くに現れる事による被害に悩まされる主人公が、同じ境遇の人たちに知り合い、立ち向かう話です。 説明下手な私がこう書くと陳腐になりますが、内容はとてもうまく出来ていて、ラストまで夢中で読破しました。 設定が作り込み過ぎと...
新潮社 (1995年01月)
SF 読み終わった
警備員の主人公が、新興宗教の施設の火災に遭遇してから、頭の中に別の人格の声が聞こえ始め、主人公はそれを認めたくないと苦しみます。 やがてその声は、自分がその火災で死んだ教祖であり、誰かに殺されたんだと主張し始めるようになります。 トリックや、毎...
加藤 実秋
東京創元社 (2008年03月11日)
風変わりなホストクラブのホストと経営者が、殺人や誘拐事件に挑む連作短編シリーズ。 マンガ読んでるような気分になってしまいました。 登場人物がみんなステレオタイプで新鮮味がありません。 ただの東京の繁華街のご案内と、最近の若者の生態の紹介お疲れ様っ...
乙一
集英社 (2006年05月19日)
こちらもエグい内容やブラックユーモア満載でした。 ただ、乙一さんのはそういうのも我慢してでも読んでしまうと言うか、 あぁワールド全開だなぁと、つい笑って付き合えてしまいます。 血液を探せ、落ちる飛行機の中でなんかが特に笑えて、ラストが結構好きで...
乙一の短編集。 作品によって文章の雰囲気がガラリと変わるのが凄いです。 構成も発想も上手いなぁと思いました。 sevenrooms、そ・ふぁ、陽だまりの詩が特に良かったなぁ。 残酷な物、グロテスクな描写も多いのですが…
東京創元社 (2009年03月05日)
下巻では、瓜野くんの予測が当たり、放火事件の記事が新聞部の目玉的な扱いになっていきます。 小鳩くんもようやく、放火事件に興味を持ち始め動き出し、事件は夏休みに急展開を迎えます。 犯人は、何となく予想付きますが、小鳩くんの考えた仕掛けや、 小佐...
東京創元社 (2009年02月)
小鳩くんシリーズ第3弾。 前作で決別した小鳩くんと小佐内さんに、新しいパートナーが出来、 それぞれ小市民らしい生活を楽しんでいるような… しかし、彼らの住む木良市内では、連続放火事件が相次ぎます。 小佐内さんの彼氏で新聞部員の瓜野くんは、その事件を...
松本 清張
新潮社 (1971年02月)
ミステリーとしては、先が読めるし都合よく進みすぎだと思いました。 ただ、意外と文体が読みやすいし、北陸の旅情というのか、その雰囲気が良かったです。
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年02月27日)
南の島々の、色々な時代の物語が綴られた短編集で、 各話に共通の登場人物もいたりします。 特に最初の話最後の話は直接関係しています。 この作者の今までの作品よりは、伏線とか謎あかしとかの 要素は少なく、ただ漠然と、この島々で起こった不思議な 出来...
山田 悠介
幻冬舎 (2007年08月)
文章も稚拙、設定に無理あり、突っ込みどころも満載。 小学生の頃いじめを受けていた女性が復讐する話。 世の中にごろごろ溢れ返っている手垢のついた ストーカー物で、展開もよくあるパターンで、 読まずとも読めてしまう、一読の価値もない物でした。 リアル...
新潮社 (2010年05月28日)
恩田陸の色々な魅力が詰まった短編集ではあると思います。 ただ、何かのオマージュ作品だったりする物は、ちょっとピンと来なかったかも。 不気味な話、奇妙な話が多かったけど、この作者らしい雰囲気が出てると思いました。
北川 歩実
集英社 (2001年11月20日)
幼児早期教育センターに纏わる不祥事があったのかどうか、それによって起きた殺人事件の真相はいかに… というストーリーだったのですが、前半はその教育理論の説明に終始していてチンプンカンプン。 事件らしい物が持ち上がってからも、何かピンと来ないままダラダ...
二階堂 黎人
講談社 (2003年02月)
5歳の幼稚園児探偵とその両親が活躍する連作短編ミステリ。 作者が自己満足で書いた本というのが第一印象。 主な登場人物が、何かの型に嵌ったパターン化された ありがちなキャラクターで、ハードボイルドに見せかけて ウケを狙っているのだろうかと思うような...
横山 秀夫
光文社 (2009年04月09日)
横山秀夫のデビュー作…と言う事になるのかな。 時効まであと1日の時点で発覚した女教師殺人を辿る捜査陣は、無事に犯人を暴く事が出来るのかと、かなり引き込まれてしまいました。 所々で挟まれる、参考人の回想シーンの中の伏線がちゃんと回収されていてスッキリ...
仁木 悦子
ポプラ社 (2010年03月10日)
和製アガサ・クリスティと言われるのも頷ける気がします。 大学生の仁木兄妹が、下宿先の医院で起こった殺人事件の謎を解き明かしていくミステリーです。 昭和32年初出だそうで、レトロな雰囲気も楽しめます。
新潮社 (2005年04月)
動くバラバラ死体と、4人の主人公の目線が目まぐるしく入れ替わり、 これが最後にどう繋がるのかと、展開に引きずり込まれてしまいました。 泥棒の黒澤や、無職の豊田が私の中では特に印象的です。
講談社 (2010年01月15日)
下巻では少しスピードアップしてきます。 突然現れた新しい同居人加々美莉々亜の正体や、 「コーキの天使」ちゃんが誰かという事等 割と早いうちに読めてしまうので、「何だ見え見えじゃん」と 興醒め気味にさえなりましたが、最終章で驚かされました。 こちら...
人気上昇中の脚本家・赤羽環と、彼女の家に 同居している友人達の青春群像ミステリといった感じ。 今回は完全に、恋愛や人間ドラマが主題にあるようで、 人物描写もこれでもかと言うほど書き込まれています。 それぞれの登場人物の心理とか、納得できるので 冗...
東京創元社 (2010年01月30日)
何かに恋い焦がれ叶わぬ執着を抱いた人々が陥っていく 闇が描かれた短編集と言ったところでしょうか。 それぞれどこか後ろ暗く、物悲しい雰囲気が漂っています。 とてもよく出来ているなぁとは思うのですが、 なんか、あまり鬼気迫るものを感じないというか… ...
光文社 (2000年04月)
超能力を持つ女性が主人公の短編が3話収録されています。 いずれも、自分の力のせいでどこか幸薄い境遇の女性達です。 「幡祭」は、「クロスファイア」の青木淳子が起こした 「荒川河川敷事件」の顛末が、多田一樹の目線で書かれています。
黒田 研二
文藝春秋 (2009年03月10日)
姉の死の真相を知るため、偏差値トップの名門私大の受験を決意した玲美と、彼女の為にカンニングの方法を編み出す3人の仲間達。 カンニングは、いかなる理由で正当化してもルール違反だと思うけど… でもどんな方法で切り抜けていくのかな、と興味は惹かれて面白か...
光文社 (2002年09月10日)
下巻では、青木淳子が大立ち回りを演じる事はほとんどなく 接触してきた謎の組織「ガーディアン」と手を組むことになり そのメンバーである木戸浩一と恋に落ちていく心の動きが 丁寧に描かれているように思います。 孤独だった淳子が、自分と同じような寂しさを ...
念力放火能力を持つ女性青木淳子が、 力を利用して、法で裁き切れない犯罪者を 倒していく流れがメインです。 また、青木淳子によって起こされた焼殺事件を 追う石津・牧原刑事の動きも並行して書かれています。 これが後にどう絡んでくるのかな、と思いなが...
東京創元社 (2009年08月30日)
私は読んだことがないのですが「美波の事件簿」という シリーズの登場人物達が活躍する連作短編集です。 彼らの、少し幼い頃のエピソード、と言う事で 前日譚、と位置付けられていますが、シリーズを 未読でも、充分楽しめるようになっています。 ミステリと...
マルセル・ラントーム 平岡 敦
東京創元社 (2009年10月30日)
資産家の令嬢が祖父から譲られた253カラットのダイアモンドの盗難事件。密室モノのミステリです。 こういう話は頭の中で組み立てるのに苦労するのですが これは要点などがスッキリまとめられていて、分かりやすいと思います。トリックも、奇抜ですが全く無理があ...
辻 仁成
幻冬舎 (2002年07月)
昔買ったまま放置していたのが出てきて、 ちょうど映画化されているのもあって読んでみました。 自分の好みからかけ離れたジャンルなので、なんで買ったのか 首をかしげながら…。 筋は改めて書くこともないと思います。 そんなに長い間、一人の男性を、しかも...
朝日新聞出版 (2009年01月09日)
死者と交流出来るアナザー・ヒルと言う場所で、ジュンと言う青年が経験する数々の不思議な現象。 ホラーのようなファンタジーのような、でもミステリー要素もありで盛り沢山です。 長いので間延びしてるような印象は否めないし、あれこれ詰め込みすぎて やっぱ...
佐々木 丸美
東京創元社 (2009年11月30日)
4人の女性が主人公の、プロバビリティの犯罪の連作短編集ですが、 どちらかと言うと、それぞれの主人公の前に現れた男性とのやりとりに焦点が置かれている感じです。 犯罪を介した恋愛小説という感じで、ミステリを期待していると肩透かしかもしれません。 この...
三田村 志郎
角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年10月24日)
嘘神と名乗る存在によって、密室に閉じ込められた6人の高校生が 互いに疑心暗鬼になり、命を奪い合うゲームに身を投じるホラーです。 文章は稚拙で、嘘神の決めた7つのルールと一つの嘘からすると 矛盾している事があったりと 所々気になる点はありましたが、...
東京創元社 (2006年04月11日)
前作より、 メインとなる事件が上手くまとまってるような気がします。 一話目は、小さな事に真剣になって知恵比べしているのが面白かったし、 でもそこから既に伏線張られていたようですね。 要所要所に出てくるスイーツも美味しそうです。 あと、前作で鼻に付...
乾 くるみ
文藝春秋 (2007年11月)
謳い文句にあるように、グリムウッド「リプレイ」のような設定の中で、 クリスティー「そして誰もいなくなった」のような事件が起こります。 主人公はリプレイならぬリピートをした仲間達と、 彼らの中で起きた不審な死の真相を調べているうちに 驚きの結末を迎...
東京創元社 (2004年12月18日)
小市民を目指す高校生の小鳩常悟朗と小山内ゆきが 遭遇する日常の謎を解き明かしていく連作短編集。 軽い内容なので、娘のミステリデビューにピッタリでした。 時々出てくるケーキ類が美味しそうなのも魅力です。 主人公の、小市民を目指す、と言う意識が妙に上...
講談社 (2009年02月13日)
作家を目指す6人の男女が同人誌に、 自分の体験した事件を投稿する形で、 短編が4話収録されています。 その合間に本題となる事件の場面が挿入される構成です。 それぞれの短編も面白いですが、たくさんちりばめられた伏線が収束され、 更にどんでん返しに持ち...
津原 泰水
文藝春秋 (2009年01月)
たまさか人形堂という人形店が舞台の 6つの連作短編集。 出てくる人形と同様に、各話とも雰囲気が違います。 でもそれぞれに、ほのぼのしたり、ちょっとゾッとしたり 少し驚いたりで面白かったです。 人形に関する薀蓄も興味深かったです。
集英社 (2009年05月20日)
常野物語シリーズの三作目で、「光の帝国」収録の 「オセロ・ゲーム」の続編です。 どちらかと言うとホラー色が強く、そちらにカテゴリ分け しようと思ったんだけど、作者があとがきで「サスペンス小説」と 書かれてるので、サスペンスに入れてみました。 なんか...
新潮社 (2008年11月)
美奥という町に関連した五話が収録された短編集です。 どの話にも共通するキーワードがありますが それぞれの間にはほとんど関連性はありません。 時代も登場人物も、少しずつ違っていたりもします。 恒川さんらしい、少し懐かしい感じのする、でも どこにも...
クリスティ 中村 能三
新潮社 (1958年08月)
資産家アクロイドの殺人事件に、姪の依頼を受けて ポアロと医師が調査に乗り出す事に。 色々なミステリを読んでいると、このトリックも 決して目新しい物ではないのですが、こちらの 小説の方が先だったわけですよね。 当時は物凄く新鮮だったのでしょうね。 ...
北村 薫
新潮社 (2003年06月)
時と人の三部作の三作目です。 戦時中から現代まで、生まれ変わってはまた 巡り会う魂の話です。 特に物珍しい題材ではないし、途中までは その時代時代の風潮とかの描写が多くて 本当はもっと短くてもいいんじゃないかと 思う位でしたが、これが最後の方に向...
道尾 秀介
新潮社 (2008年07月29日)
1学期の終業式の日に自殺したS君の遺体が消え 自殺を発見したミチオの所に、人間ではない別の物に 生まれ変わって現れ、消えた自分の遺体を捜して ほしいと訴えてきます。 果たしてS君は本当に自殺なのか、殺人なら 犯人は誰なのか、ミチオは妹のミカと 共に調...
西澤 保彦
講談社 (1998年10月07日)
同じ日を9回繰り返す体質の「久太郎」が、 その体質を利用して、祖父が殺害されるのを防ごうとします。 が、その度に努力も空しく祖父は死んでしまうのですが、 9回目には祖父を守る事が出来るのかどうか…。 文章のテンポがよくて読みやすかったです。 展開が...
加納 朋子
角川書店 (2000年05月)
表題作は、堀井千波が引っ越し準備の荷物の 中から見つけた、読んだ覚えの無い本と、 自らの「殺人」を告白するこれまた差出人に 覚えの無い手紙を発見した事から 始まるミステリです。 もう一編の「化石の樹」では、その手紙に 関連する内容が出てきます。 ...
文藝春秋 (2007年04月)
ミステリと言うより、ちょっとした仕掛けありの 恋愛小説という感じでした。 でもその仕掛けが、結局最後まで読めなかったんですが…。 それと、アラフォー位だと、当時の自分の恋愛とか 思い出して懐かしいかもしれません。 その当時の流行とかが登場してきて、...
講談社 (2009年04月15日)
小学校のうさぎが惨殺されて、発見者の女の子が PTSDで苦しみ、「ぼく」は自分の「力」を使い 復讐する事を考えます。 その為に相談に乗ってくれる大学教授が 「子どもたちは夜と遊ぶ」の秋山先生です。 軽く出てくるだけかな?と思っていたら、なかなかに メイ...
講談社 (2008年05月15日)
「i」と「θ」と言う双子の兄弟が巻き起こす悲劇。 弟「θ」は、生き別れの兄に再会する為、「i」の 考えた殺人ゲームに手を染めていきます。 その連続殺人は、大学に通う月子、浅葱たちの周りにも 影響を与えて行き、やがて悲劇的な結末を迎える事になります。 ...
感想は下巻にて…
海堂 尊
宝島社 (2009年01月08日)
ナイチンゲールの沈黙と同じ時間軸で、オレンジ病棟の 一階と二階で進行していく物語、と言う以外に この二作には関わりは無いんですね。 田口先生はどちらにも関わって大変なのですが。 こちらでは、救命救急センター部長・速水にまつわる匿名の 内部告発を...
宝島社 (2008年09月03日)
「チームバチスタの栄光」の、田口・白鳥ペアの第二弾です。 今回は小児科病棟が舞台です。 前作同様に、色々と医療の問題も浮き彫りにされて いたりしますが、バチスタのような展開を期待していると 結構不満が残りそう…。 私自身は、こういうのもありかなぁと...
検索
本棚の表示内容を複数の条件で絞り込みや並び替えができます。