江戸時代の俳人にして絵師の与謝蕪村。
蕪村の見聞きした摩訶不思議の出来事を綴った幻想奇譚。
蕪村の怪異に対する目線がとても柔らかいから、どれも優しく温かな気持ちになれる。
切なく泣けるものも多かったけど、読後は爽やかで清々しい。
不思議を不思議と真っ正面から受け入れて愛おしむ。
蕪村の案内で素敵な時間を過ごせた。
続編の『恋する狐』も是非読みたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
折口真喜子
- 感想投稿日 : 2017年8月17日
- 読了日 : 2017年2月18日
- 本棚登録日 : 2017年2月18日
みんなの感想をみる