踊る猫 (光文社文庫 お 51-1 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社 (2017年2月9日発売)
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本棚登録 : 111
感想 : 18
5

江戸時代の俳人にして絵師の与謝蕪村。
蕪村の見聞きした摩訶不思議の出来事を綴った幻想奇譚。

蕪村の怪異に対する目線がとても柔らかいから、どれも優しく温かな気持ちになれる。
切なく泣けるものも多かったけど、読後は爽やかで清々しい。
不思議を不思議と真っ正面から受け入れて愛おしむ。
蕪村の案内で素敵な時間を過ごせた。
続編の『恋する狐』も是非読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 折口真喜子
感想投稿日 : 2017年8月17日
読了日 : 2017年2月18日
本棚登録日 : 2017年2月18日

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