cottoさん
浅倉 卓弥
宝島社 (2004年06月15日)
歴史物・時代小説
文庫上下巻。現代の高校生が源平合戦のさなかにタイムスリップ。歴史上の人物に割り当てられ、過酷な運命を必死に生きる。歴史物と言うより、 ファンタジー小説の形を借りた、作者なりの新しい歴史解釈が妙に納得できて楽しめました。 歴史がどう動くのか分かりなが...
綾辻 行人
祥伝社 (2002年06月)
ミステリ
謎めいた館で起こる話しだが、館シリーズではない。吹雪に迷った劇団員達が迷い込んだ館で、怪しげな住人。幻想小説というのか、きっぱりと理論ですっきりする本格モノとはひと味違います。綾辻さんの醸し出す雰囲気は好きなんですが、こういう割り切れないような感...
講談社 (2006年03月15日)
殺人方程式シリーズ第2作。6年前に殺された作家の姉にそっくりに変貌した妹が、姉と同様の惨劇に遭う。「双子は入れ替わるモノ」というのがその通り!でうまくはまってて面白い。
講談社 (2005年02月10日)
タイトル通り方程式に則った物理トリックで、副題通りバラバラ死体をバラした理由がカギ。刑事とその妻、刑事の双子の弟という3人組が、綾辻さんの作品では珍しくキャラが立っていて愉しい。
綾辻 行人 津原 泰水
講談社 (1997年11月14日)
ホラー
囁きシリーズ第1作。だけど、この作品が苦手でこのシリーズはもう読まないだろう。名門女子校の寮で起こる女性との連続惨殺事件に、転校生は自分が殺人鬼ではないかと戦く。本格モノの謎解きを楽しみに館シリーズを読んできたので、テイストが違いすぎて肌に合わな...
講談社 (1996年06月13日)
館シリーズ第6作。中村青司の館に関わる過去の殺人事件が書かれた手記の真相を追う。★が2つなのは面白くないんじゃなく、評価できないということです。でも、雰囲気は好きです。★★★以下、一部ネタバレです★★★これは先に島田荘司のある作品を読んでしまっていたので...
綾辻 行人 皆川 博子
講談社 (1995年06月07日)
館シリーズ第5作。時計に埋もれた閉ざされた館で起こる連続殺人。トリックが改名された時、「おおっ!」という驚きがあって、このシリーズでは1番好きです。
綾辻 行人 太田 忠司
講談社 (1993年05月06日)
館シリーズ第4作。沢山の人形が陣取る館と、周囲に起こる通り魔事件。「館シリーズ最大の問題作」などと言われ評価が2分しているようですが、私は全然ダメ。館シリーズを本格モノとして読んできたので受け入れられないし、全然意味が分からない。
綾辻 行人 相澤 啓三
講談社 (1992年09月03日)
館シリーズ第3作。迷路の館に集合した4人の作家が、館を舞台にした小説の競作を始めたとたん、惨劇が現実に。作中作の装丁が凝ってます。
講談社 (1992年03月)
館シリーズ第2作。いわくありげな館に仮面の男と美少女妻。集まったうさんくさい客達と閉ざされた館で起こる殺人。トリックが弱いとか完成度が低いと言う人も多いようですが、この設定だけで私は楽しめます。「十角館」はニックネームで呼び合う学生達の青臭さがち...
講談社 (1991年09月)
著者のデビュー作で最高傑作の呼び声高い館シリーズ第1作。前評判が高かったせいか、面白いけどさほどの衝撃を受けませんでした。孤島の連続殺人としてはクリスティ「そして誰もいなくなった」の方が完成度が高い。叙述トリックという感じで、映像化は絶対無理ですね。
島田 荘司
文藝春秋 (2002年08月)
御手洗シリーズで、「眩暈」「ネジ式」「ロシア軍艦」と同じ脳にこだわった話。ネス湖畔で起こるバラバラ殺人。犯人の名前が出た時、一瞬「誰だっけ?」、前を見返して、ああ、伏線がばりばり張ってあるじゃない・・・とすっかりだまされ、すっきり謎が解けて久々に...
光文社 (2004年10月20日)
御手洗モノのワトソン役・石岡くんが、探偵役というか仲介役となって御手洗と吉敷がクロスする。龍臥亭事件から8年後、事件の関係者が集まった時、新たな殺人事件が始まる。「あの人達」のその後がちょっと分かって良かったなと思う。
講談社 (2003年10月)
御手洗モノの人間の脳を扱った作品の1つ。記憶を失った男が書いた奇妙な童話に隠された真相。妄想にしか見えない奇妙な話しが現実だったというパターンは「眩暈」と同じ。首がネジで外れたり、どうやって着地させるんだろうと心配になるほど展開した大風呂敷をうま...
講談社 (2004年12月07日)
御手洗潔モノ。「シアルヴィ館のクリスマス」「セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴」の中編2編だが、前者は後者の前振りのようなもの。舞台は占星術の直後くらいで、初期の御手洗&石岡コンビが久しぶりに読める。老婦人が持ち込んだ話から、その裏に隠れていた...
光文社 (1994年02月)
英国留学中の夏目漱石とシャーロック・ホームズがコラボ。1章ずつ漱石側とホームズ側(ワトソン記述)から交互に書かれ、ホームズの奇人ぶりが御手洗と重なって楽しい。トリックやミステリ自体は地味目だけど、肩の力を抜いて楽しめる1冊。
角川書店 (2003年10月)
御手洗モノのレギュラーでハリウッド女優の松崎レオナが探偵役。「アトポス」もほとんどレオナが主役でしたが、1歩進んだ形。子宮が奪われて惨殺された女優の事件から臓器売買へ。女性探偵のハードボイルド物として単品でも楽しめるけど、狂気じみた所のあるレオナ...
講談社 (2004年01月09日)
御手洗潔シリーズ。芦ノ湖に浮かぶ帝政ロシアの軍艦という不思議な写真の謎を解く。「眩暈」あたりから人間の脳の未知の働きについてのこだわりが見られるが、この話しもその1つ。ロマノフ王朝と皇女アナスタシアの謎にも迫り、歴史好きにはその面でも楽しめる。
講談社 (2001年12月06日)
御手洗ものというより、御手洗のワトソン役の石岡と龍臥亭事件で知り合った犬吠里見の短編集。ミステリというより外伝的。「里美上京」「大根奇聞」「最後のディナー」の3編。石岡くんはシリーズ当初に比べてどんどん情けなくなっていくのがイヤ。里見は田舎から出...
光文社 (1998年08月)
御手洗潔モノ。実在の事件「津山三十人殺し」をモチーフに、密室殺人や人体消失などの不可能犯罪に挑む。この人の事件には偶然が重なることが多いですが、この謎解きも「そんな」と言ってしまいたくなります。でも、それを含めて人が思いつかないような壮大なトリッ...
講談社 (2003年02月14日)
御手洗潔の少年時代の活躍を描いた「鈴蘭事件」と「Pの密室」の中編2作。「P」ってその「P」か!
講談社 (2002年01月16日)
御手洗潔の第3短編集。「IgE」「SIVAD SELIM」「ボストン幽霊絵画事件」「さらば遠い輝き」の4編。2編はミステリじゃないのでちょっと物足りないけど、「IgE」は美女と便器の取り合わせが面白かった。
講談社 (1993年07月06日)
御手洗潔の第2短編集。「山高帽のイカロス」「ある騎士の物語」「舞踏病」「近況報告」の4編。
講談社 (1991年07月04日)
御手洗潔の第1短編集。「数字錠」「疾走する死者」「紫電改研究保存会」「ギリシャの犬」の4編。短編はあまり好きじゃないんだけど・・・、トリックや伏線が今ひとつなんだけど・・・。御手洗好きなのでま、いいかと思えます。
光文社 (1993年03月)
吉敷竹史モノ(通子とは関係ない)の最高傑作と聞いて読んでみました。消費税が元で老人が店主を殺害。と思われたが、吉敷は納得できず老人の過去を洗ううちに、過去の大がかりな犯罪に行き会う。これも「占星術殺人事件」と同じでマンガ「金田一少年の事件簿」がト...
光文社 (1999年06月)
吉敷竹史と加納通子のシリーズ完結編。通子は自分の失われた過去を思い出す決心をし、吉敷は冤罪事件を追ううちに通子の悲惨な過去と対峙する。「北の夕鶴」以来の通子の謎がやっと明らかに。この作品は「北の夕鶴」「羽衣伝説」「飛鳥」のネタバレだらけなので、シ...
光文社 (1995年02月)
吉敷竹史と加納通子シリーズ第3作。映画俳優の家に本人の塩漬け手首が送られてきた事件を、管轄外の吉敷が警察内での立場を悪くしながらも謎解きに挑む。「羽衣」で再会した通子はまた失踪し依然謎の女。吉敷のハードボイルドな性格って好きになれず、この作品は特...
光文社 (1990年02月)
吉敷竹史と加納通子シリーズ第2作。別れた妻・通子の作品を見付けた吉敷が、その行方を追ううちに再会を果たす。これはハッキリ言ってミステリというより恋愛モノ。「北の夕鶴」を読んでいない人には何のことだか分からないかも。「北の〜」と違ってミステリとして...
光文社 (1988年07月)
刑事・吉敷竹史モノ。殺人犯として追われる別れた妻・加納通子の容疑を晴らすため、吉敷がボロボロになりながら奮闘する。島田作品では御手洗潔とこの吉敷竹史が2大シリーズ。奇想天外なトリックにエキセントリックな名探偵を配した御手洗シリーズに対し、吉敷シリ...
講談社 (1996年10月14日)
御手洗潔モノ第7弾。ハリウッドに徘徊する血まみれの怪物とホラー作家惨殺、嬰児誘拐。ロケ現場の死海に場を移してもレオナの回りに惨劇がつきまとう。レオナのバックボーンに関わる問題なので「暗闇坂」「水晶のピラミッド」を先に読んでおくべき。どんどん長くな...
講談社 (1995年10月04日)
御手洗潔モノ第6弾。「切断された男女の死体がくっつけられ両性具有者として蘇る」という不可解な日記が示すモノはなにか。途中、登場人物がごちゃごちゃになってわかりにくかったけど、このトリックは面白い!解決できなさそうな荒唐無稽な話がさいごにすっきりし...
講談社 (1994年12月07日)
御手洗潔モノ第5弾。再現されたピラミッドの中、地上30mの密室で溺死した謎を追う。タイタニックと古代エジプトの逸話を雰囲気づくりにちりばめ、大がかりなトリックで話をまとめた。はずだったが、宙ぶらりんのままの伏線やただの雰囲気づくりに終わった話など...
講談社 (1998年03月13日)
御手洗潔モノ。刊行順では4番目だけど御手洗初登場で、刊行の9年前「占星術」より前に書かれた原典的な作品。記憶を失った「俺」の自分探しと切ない恋の話。スピーディーな展開に、途中ついて行けなくなって前のページを読み返したりしましたが、最後にあっと驚か...
講談社 (1994年06月06日)
御手洗潔モノ第3弾。準レギュラーとなるレオナ初登場。昔の刑場に立つ樹齢2千年の巨木が人を喰う。過去と現在、日本とスコットランドにまたがったなぞを解く。おどろおどろしい雰囲気やあっと驚くトリックなど私好み。偶然が重なった謎解きは、え?と思わないでも...
講談社 (1992年07月03日)
御手洗潔シリーズ第2弾。斜めに傾いて立つ館で開かれたクリスマスパーティーの夜、密室殺人が行われ惨劇が続く中、御手洗潔がその大がかりなトリックを一刀両断する。この御手洗潔は私が1番好きな探偵。エキセントリックで、興味があることはすごく詳しいのに常識...
講談社 (1987年07月08日)
著者のデビュー作で御手洗潔初登場。「6体の女性の部分をつなげて1人の人間を作る」という妄想に取りつかれた画家が密室で殺され、6人の女性のバラバラ殺人事件が起こる。著者の最高傑作として評価が高いですが、私は「金田一少年の事件簿」を先に読んじゃってい...
宮部 みゆき
講談社 (2001年09月14日)
霊験お初シリーズ第2弾。神隠しに遭う娘達の謎を追う。時代小説は、実在の人物や事件が絡んだ方が好みなので、「震える岩」の方が楽しめました。
新潮社 (1996年09月)
江戸を舞台にした短編集。「かまいたち」「師走の客」「迷い鳩」「騒ぐ刀」の4編中、後ろの2編は霊験お初が登場することを「震える岩」を読んでいる時に知り、普段は短編をあまり読まないが買ってみた。宮部さんの作品は、無関係に見える事件がばたばたとつながっ...
講談社 (1997年09月12日)
霊験お初の初登場。普通の人には見えない者が見える能力者で、小料理屋の看板娘・お初が、江戸を騒がせる死人憑きを調べる。歴史物は好きでも時代小説はあまり読まないのですが、これはすんなり楽しめました。南町奉行の根岸鎮衛やその編纂した「耳袋」、赤穂浪士の...
東京創元社 (2001年04月)
元警察犬マサの事件簿第2弾になる短編集(5編)。「パーフェクトブルー」の時には、探偵役というより記述者的だったマサが、より探偵として活躍する。蓮見探偵事務所の面々やマサのキャラクターが立っていて楽しいけど、短編ってやっぱり物足りない気がしてしまう...
東京創元社 (1992年12月)
著者のデビュー長編で、元警察犬マサの一人称で語られる事件簿。飼い主の探偵事務所調査員とともに高校球児の焼死事件の謎を追う。犬の目を通して書いてあるせいか、宮部作品の重厚さより、軽やかでさわやかな青春モノのような読後感。
小学館 (2001年03月)
連続バラバラ殺人に端を発する狂気の知能犯に挑む、犯罪被害者たち。被害者の立場に涙し、最後はゾクゾク震えが来ました。これと「火車」「蒲生邸事件」が、私的宮部作品の3大傑作。(映画は最っ低でした)
新潮社 (2004年06月29日)
東京の超高層マンションで起きた4人殺人は、そこに住んでいる家族ではなかった。殺されたのは誰で、犯人は誰なのか?ルポ形式で事件を追う。これまで宮部作品のファンで、直木賞受賞が遅すぎると思っていたので期待して読んだら、私には面白いと感じられなかった。...
文藝春秋 (2000年10月)
SF・スペースオペラ
タイムスリップした青年が二・二六事件の真っ最中に起こる殺人事件に巻き込まれる。宮部作品の中でもベスト3に入る好きな作品。ラストシーンと読後感が最高です。二・二六事件の詳しい事は知らずに読んでもすんなり理解できました。
光文社 (1998年10月)
クライムノベル
念力発火能力者の青木淳子は、法で裁かれない犯罪者に炎の鉄槌を下すが・・・。中編の「燔祭」に出てきた異能者を主人公に、ダイナミックに書き上げた傑作。被害者の無念は共感できるが、相手が犯罪者なら何をしてもいいのか、人が人を裁くことの是非について違和感...
光文社 (2000年04月)
読心力、念力発火能力、予知能力というそれぞれ超能力を持った女性を主人公にした中編3作。「龍は眠る」や「魔術は〜」でも取り扱われた超能力。爽快さより異能を持たされた悲哀や苦悩が描かれ、心理描写の深さで超能力者の存在を信じ込まされてしまう筆力はさすが...
角川書店 (2002年05月)
伝説の相場師が何故か母親に5億円の遺産を残し、平凡な家庭がバラバラに。中学生の僕が真相解明に乗り出す。宮部さんは少年を書かせるとほんわかした雰囲気を出しとても上手い。
光文社 (1997年05月)
主人公は財布達。刑事、強請屋、目撃者、死者、犯人なが持つ10個の財布が見た持ち主の行動や金の動きから、重大事件が浮かび上がる。これは発想力に脱帽。1つの財布ごとにエピソードがまとまっていて、それが合わさって一つの形を作るというお得意パターンに持ち...
光文社 (1997年06月)
いくつかの散らばった点が、一つに集約していく手法は初期の宮部ミステリの特徴。ドラマの「24」の様に1夜に起こった出来事なので、スピード感満点。復讐の是非や人が人を裁く法について改めて考えさせられる。題名のスナークとは何かが、またテーマに深みを与え...
新潮社 (1995年01月)
「魔術はささやく」や「クロスファイア」と同様、超能力者を扱っているが、この人が書くと、彼らの能力や苦悩が現実味を帯びて感じられるのが素晴らしい。
新潮社 (1993年01月)
一見関係なさそうな複数の小さな事件が、物語の進行に従って次第に寄り合わさって、関係が明らかになっていくのは「レベル7」とよく似ている。超能力とか超自然現象などが簡単にミステリに絡むのは嫌いだが、そういうモノにも説得力を持たせる筆力がさすが。
新潮社 (1998年01月)
甥の失踪した婚約者の正体を探るうちに、カード社会のがもたらした深淵をのぞくことになる。傑作揃いの宮部モノの中でも、やっぱりこれが1番。社会問題が押しつけがましくないエンターテインメントに昇華され、スリルとスピード感溢れる展開。失踪した父親の死亡確...
新潮社 (1993年09月)
初めて読んだ宮部みゆきの本。少女の失踪と記憶喪失の男女。関係なさそうな2つの事件が、最後に絡んでより大きな事件になる。600ページ超の長編が加速度が付いて止められなくなり、一気読みでした。これで宮部みゆきにはまりました。
二階堂 黎人
講談社 (2004年06月15日)
二階堂蘭子シリーズ第6作。人狼城で行方不明になった蘭子が再登場!と思ったら、人狼城前の事件でした。ホームズvsモリアーティ教授とか、明智小五郎vs怪人二十面相など名探偵に宿敵は付き物。蘭子の宿敵となるラビリンスが登場し、次の魔術王事件の布石になっ...
徳間書店 (1999年11月)
水乃サトル第2弾。出張先の諏訪で元同僚から行方不明の父の捜索を依頼され・・・。埼玉で線路に投げ落とされた死体や武田信玄の墓の場所など、関連なさそうな謎が絡み合って、軽井沢よりは面白い。ただ、文章はやっぱり合わないなぁ・・・
徳間書店 (1995年06月)
旅行代理店に務める美形で奇人の名探偵?水乃サトル登場。職場の後輩と仕事で訪れた軽井沢で、作家の変死事件に巻き込まれる。二階堂蘭子モノの重厚でゴシックな本格ワールドに惹かれてこの作家を読んでますが、現代物にすると、文章力の弱さが露呈しちゃう。マジッ...
角川書店 (2001年08月)
孤島を訪れた美大サークルの面々が密室、見立て殺人など次々に殺される。“著者渾身のフーダニット”という触れ込みだったけど、犯人が分かった時のカタルシスがなかった。驚いたけど、「そうなんだ!」というより「はぁ?そんなのあり?」という感じ。ホワイダニット...
講談社 (2000年01月)
蘭子シリーズの第2短編集。薔薇の家の殺人、火炎の魔、ある蒐集家、変装の家、喰顔鬼、サーカスの怪人の6作。人狼城の後に読んじゃったら、そりゃ・・・やっぱり蘭子は長編向きです。
講談社 (1996年04月)
蘭子シリーズ第5作は文庫2000ページ超の大長編。ドイツで製薬会社が10人の客を<銀の人狼城>に招待するが人が次々に殺されていく(第1部ドイツ編)。時を同じくして、フランスのサロンの一行が<青の人狼城>でこれまた連続大量殺人(第2部フランス編)。...
二階堂 黍人
講談社 (1995年04月)
蘭子シリーズの第1短編集。「ロシア館の謎」「劇薬」「密室のユリ」の3作。蘭子モノは長編の方がいいみたい。
立風書房 (1994年12月)
蘭子シリーズ4作目。3家族、3世代、双子3組に関わる呪われた遺言と、1年後に発動した殺人。このシリーズの常なんだけど、道具立てに凝りすぎて不必要に複雑になっている感じ。
講談社 (1996年11月)
蘭子シリーズ3作目。修道院内で、ヨハネの黙示録に見立てた陰惨な連続殺人が起こる。蘭子ちゃんのお嬢様言葉も不必要なほど過剰なゴシック趣味も慣れてきました。
講談社 (1999年07月)
蘭子シリーズ2作目(刊行順では2作目だけど、実際はこの作品が先に書かれて賞に応募。選には漏れたが編集者の目に留まって「地獄の奇術師」でデビューとなったようです)。遊郭を営んでいた旧家を舞台に、三人姉妹に降りかかる悲劇。「奇術師」よりトリックがしっ...
講談社 (1995年07月06日)
女子高生探偵・二階堂蘭子初登場。十字架屋敷と呼ばれる邸宅に「地獄の奇術師」と名乗るミイラ男が出現し、復讐のためと称して一家皆殺しを予告する。蘭子シリーズに共通しているのは江戸川乱歩を意識したような(蘭子も乱歩から来てる?)怪奇&耽美趣味。雰囲気づ...
霧舎 巧
講談社 (2001年10月)
開かずの扉研究会シリーズ第4作。閉鎖されたテーマパーク内のタワー内に首吊り死体が乱舞する−って、すごいキャッチ。相変わらずお約束ずくめの本格モノ。今回は暗号解読がテーマ。この作者、発想は悪くないんだけど、それらの道具を旨く料理する文章力や構成力が足...
講談社 (2000年11月)
開かずの扉研究会シリーズ第3作。館モノ、孤島モノときて嵐の山荘モノと相変わらずの王道。“事件は1つ、現場は2つ、探偵は2人”はもはやこのシリーズのお約束。探偵・鳴海くんの「ダイイングメッセージ講義」は、カーの密室講義見たいのを著者がやりたかったのね...
開かずの扉研究会シリーズ第2作。因習にとらわれた2つの孤島で、島の伝説に絡んだ殺人が起こる。メンバーが2手に分かれ、2人の探偵が推理合戦するのは前作と同じ。不気味な祭りや不可能犯罪など、私の好きな金田一耕助−御手洗潔テイストを踏襲していて面白いんだ...
講談社 (1999年07月06日)
著者のデビュー作で開かずの扉研究会シリーズ第1作。主人公は記述者で探偵役は2人、霊感が強い女性とどんなカギも開ける男など個性的なキャラ6人組。ゴシック様式の閉ざされた洋館で起こる連続殺人の謎を、館の中と外に分かれた探偵が解く。島田荘司の推薦と言う...
鯨 統一郎
講談社 (2005年07月15日)
何者かに殺されそうになりタイムスリップして現代に飛ばされてきてしまった森鴎外が、渋谷のギャル達と共に日本文学史と自身を殺そうとした者の謎を追う。鯨ワールド全開で、気楽に読めてかなり楽しい。現代のお札を見た鴎外が「金之助くん(夏目漱石)がなぜお札に...
角川春樹事務所 (2000年10月)
鯨版「古事記」。代表作「邪馬台国はどこですか?」で見せた独自の歴史解釈で日本最古の歴史書・古事記を現代語訳しているが、「邪馬台国」ほどオリジナリティがなく、最後の締めは「はぁ?」と声が出たほどお粗末。鯨さんの歴史書ということで期待したんだけど、そ...
東京創元社 (2005年02月24日)
著者の代表作「邪馬台国はどこですか?」の続編で、アトランティス大陸、ストーンヘンジ、ピラミッド、ノアの方舟、始皇帝、ナスカの地上絵、モアイ像、と世界の七不思議に挑戦する。「邪馬台国」の時には、宮田自身が史料や知識があって、それに基づいた推理を披露...
光文社 (2004年06月11日)
殺人事件の謎を童話の真実と絡めて解く連作短編集。 「ヘンゼルとグレーテル」「赤ずきん」「ブレーメンの音楽隊」「シンデレラ」「白雪姫」「長靴をはいた猫」「いばら姫」「狼と七匹の子ヤギ」「小人の靴屋」の9遍で、それぞれが、有栖川有栖が『マジックミラー』...
祥伝社 (2004年01月)
資格を持たないメンタルクリニックの所長・波田煌子(なみだきらこ)が、直感だけ(?)で患者の悩みを解決していく。知識があるとは思えない人が抜群の直感力と推理力で、常識に縛られていては思いつかないような結論に達する−という形としては、「邪馬台国〜」「九...
講談社 (2005年04月15日)
歴史上失われた北京原人の化石のありかを独得な感性で探す歴史ミステリ。「邪馬台国はどこですか?」のテイストを長編に持ってきた感じ。この作者はこの路線が一番面白い。
祥伝社 (2000年03月)
時は室町、場は金閣寺の密室状態で見つかった3代将軍義満の首つり死体。一見自殺に見える事件の再調査が一休に依頼される。子供の頃アニメの「一休さん」が大好きでしたが、こちらではもっと大人びてます。日本史にそれほど詳しくなくても楽しめる。
東京創元社 (1998年05月)
作者のデビュー作にして最高傑作の歴史短編ミステリ。悟りを開いたのはいつですか?(釈迦) 邪馬台国はどこですか? 聖徳太子はだれですか? 謀叛の動機はなんですか?(明智光秀) 維新が起きたのはなぜですか? 奇蹟はどのようになされたのですか?(キリスト)と...
貴志 祐介
角川書店 (2002年10月)
高校生が、平穏な母子家庭に闖入してきたならず者を排除するため完全犯罪を考える。「切ない殺人者」と銘打っていたが、私には少年の思い込みと身勝手にしか思えなかった。最初の殺人は、ホントに少年が思いこんでいるような関係だったのか疑問だし、2つ目の殺人は...
角川書店 (1998年07月)
その人が最も恐れているモノにまみれて死んでいく異様な連続自殺。そこで聞こえる「天使の囀り」とは? 途中までは「クリムゾン」と同じくらいの引き込まれ方だが、最後のグロさと結末のありきたりさで★半個減かな。私がこれに侵されると、タランチュラ山盛りの水槽...
角川書店 (1999年04月)
深紅の奇岩がそびえる見知らぬ景色で目覚めた男は、生き残りゲームの中に放り込まれていた。貴志さんの作品はどれも面白いけど、これが1番。私のエブリタイム・ベスト10に入るお気に入り。とにかく読んで!と皆に薦めているけど、ホラーってなかなか読んでもらえ...
角川書店 (1999年12月)
人の強い感情を読み取る能力を持つカウンセラーが、多重人格の少女と出会い、隠れた13番目の人格に出会う時恐怖が始まる。貴志さんの作品にしては平凡。怖さもイマイチ。ISOLAの名前の由来がわかったとき「そうか!」と思ったくらい。
角川書店 (1998年12月)
生命保険会社の査定係が保険金詐欺と思われる顧客を調査するうちにとんでもない恐怖に巻き込まれる。リングや他のホラーとも違う、もっと原始的な恐怖を呼び起こす。心を持たない人間はここまで残酷になれるのか。とにかく怖いの一言。読んでいるだけで震えるほど怖い。
鈴木 光司
新潮社 (1995年12月)
恋愛物・ラブロマンス
太古のモンゴルで生き別れた男女が、転生を繰り返しながら一万年の時間と空間を超えて再会を誓う壮大なラブロマンス。リングの後に読んであまりの作風の違いと作者の才能に驚いた。恋愛モノとしておすすめの1冊です。
新潮社 (1996年05月)
入水自殺を図り記憶を失った女性と、遠洋マグロ漁船に乗る恋人。女性を追いつめたモノは何か・・・。決められた運命を背負うことの重さ、生死と愛を問うミステリ。この思い話に付けられた、この題名にすくいを感じた。
角川書店 (1997年09月)
東京湾と埋め立て地・東京。水をテーマに、巨大都市に淀んだ恐怖を描く短編集(7作品)。リングのようなセンセーショナルな怖さじゃなく、日常に潜むじわりとした不安感。地味だけど日常に密着しているだけにより不気味で怖い。その不気味なモノの正体をハッキリさ...
角川書店(角川グループパブリッシング) (1999年12月08日)
リングシリーズ完結編として打った「ループ」の後に出され、“誕生”をテーマに「リング」「らせん」「ループ」それぞれに登場する3人の女性に焦点を当てた外伝的短編集。これも評価が両極端に分かれているようですが、「ループ」も蛇足だと感じた私には。。。
角川書店(角川グループパブリッシング) (2000年09月08日)
リングシリーズ完結編。とはいえ、書き出しはいきなり「はぁ?」という感じ。まったく別の話で、リングはどうなったの?と思っていたら・・・これ以上はネタバレ。呪いのビデオの正体が分かり、現実の存在感が曖昧になる。「リング」「らせん」とはまったく別物のS...
角川書店(角川グループパブリッシング) (1997年11月28日)
幼い息子を海で無くした監察医が、不可解な死に方をした友人の解剖をしているうちに、リングの謎を追う。なんといっても、「リング」の最後で呪いは解けてたと思っていたのに、「らせん」の最初で浅川が死んでてびっくり。呪いは解けてなかったの?という衝撃から、...
角川書店(角川グループパブリッシング) (1993年04月22日)
姪の死を調査していた雑誌記者が、「見た人は1週間後に死ぬ」呪いのビデオテープの存在に行き着く。自身と家族が見てしまい、死を逃れるために奔走する。まだ映像化される前、話題にもほとんど昇っていなかった頃、田舎町の寂れた本屋で偶然手に取ったのが出会い。...
瀬名 秀明
角川書店 (1996年12月)
ミトコンドリアを研究する生化学者が、事故で急死した妻を諦めきれず、肝細胞から妻の再生を試みるが、細胞はしだいに制御不能となって変容していく。理系の専門用語が多すぎるし、そんなこと可能なの?と疑問に思うことも多かった。途中まではすごくスリリングで面...
有栖川 有栖
講談社 (2003年07月15日)
有栖川さんとは合わないのかな・・と思ってた矢先、電車に乗る前選択肢がなく期待せずに買ったのが当たり!映画「ゴースト」と似たストーリーで、婚約者を残して殺された刑事が幽霊になり、イタコの血を引く後輩刑事の助けを借りながら、自分を殺した殺人犯と真相を...
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