明治の女官長高倉寿子

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  • 叢文社 (2011年11月10日発売)
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明治期における後宮の変化を、皇后付き女官長の目を通して描く、歴史小説。この時代背景の作品にはあまり見ることのない、宮廷側からの視点に特筆したという斬新さ。幕府側からの歴史を振り返りつつ読むと、非常に面白いです。旧習からの変化に戸惑いつつも、国母の教育係として真摯に応じていく様は、現代社会にも通じる姿だと思いました。最後にわかる「驚愕の真実」が、このややもすれば重厚すぎる作品を、ドラマチックに小説として昇華させています。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2012年1月23日
本棚登録日 : 2012年1月23日

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