連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)

  • 3078人登録
  • 3.62評価
    • (222)
    • (553)
    • (455)
    • (108)
    • (21)
  • 548レビュー
著者 : 中山七里
ひとしさん ミステリ(どんでん返し)   読み終わった 

 ふざけたタイトルや、犯人の稚拙な犯行文。また、残忍な殺害方法と、これは2流のサイコホラー小説かと思いきや、読み進めていくうちにそれはとんでもない間違いだったと気づく。そして、自分が信じてきたストーリーは脆くも崩れ去り、二転三転する結末に愕然としてしまう。
 どんでん返しだけでは、この物語をただの面白い小説としてしまうが、刑法39条の存在が深みを増し、さらに高い位置に押し上げる効果を発揮している。
 普段から、少年法や39条に関わる事件を目にするたび腑に落ちない思いをしてきたが、この小説はそうしたことを考えざるを得ない気持ちにさせられる。
 小説として十分に面白いが、反面深く考えさせられる小説だ。
 ラストは読者のやりきれなさを払拭してくれるが、また別のやりきれなさを残していく。

レビュー投稿日
2016年12月25日
読了日
2016年12月25日
本棚登録日
2016年6月1日
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)』のレビューをもっとみる

『連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)』のレビューへのコメント

chie0305さん (2017年7月27日)

ひとしさん、こんばんは!
見ましたよ!凄いなあ。ひとしさんのコメント、いつも理論的というか、深いなあと思ってました。いい記念になりますね!

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする