ブクログを開発した人の本。
引きこもりから新聞奨学生などを経て起業、IT社長として成功を収めた家入一真氏。
その劇的な半生が、平易かつコミカル、そしてなにより飾らない素直な言葉で綴られている。
転がっては弾かれて、弾かれた先でまた転がる。
そんなふうに同じことを繰り返しながらも、塊は確実に大きくなっていた。
と、人より寄り道の多かった自身の半生を、塊魂というゲームに喩えているのが面白く、同時に自信をもたせてくれる。
全体を通しても、内容が説教くさくなく、軽めのノリで書かれているわりに、印象的な言葉が多かった。
現代社会で燻っている人に最適な、勇気の出る本だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
教養・雑学
- 感想投稿日 : 2015年4月16日
- 読了日 : 2015年4月16日
- 本棚登録日 : 2015年4月15日
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