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文化力―日本の底力

川勝 平太

/ ウェッジ / 2006年09月 発売




2012年05月28日 | コメント(0) | 経済系 | 読みたい

体制維新――大阪都 (文春新書)

橋下 徹 堺屋 太一

/ 文藝春秋 / 2011年11月01日 発売



橋下さんのやりたいことって結局どんなのなの?と思って読んでみた。すごく真っ当なこと言っている。こんなに大阪のこと愛してて考えてて具体的な問題点提示して改革案出してる人なんていないんじゃないの?

地域住民に近いところの基礎自治体(大阪都構想では区)に財源と権限を持たせ、大阪都は広域の経済などを考える。それ自体は目的ではなく手段。目的は世界の都市間競争に生き残ること。そのためには大阪市が面倒見きれない人口とエリアで縄張り主張するよりも、区長が公選されて区ごとに独自性を出し、住民サービスを向上させる。それが前の市長だと進まないから自分でやってるってところかしら。

そしてそれは大阪の人口とか経済状況、地理的状況だからの話で、それぞれの地方都市の状況に合わせた仕組みでいい。「国」が東京一極集中の中央集権で一斉に列島全体の経済成長やらを考えてやろうとしたってうまくいかないし時代遅れ。そんなのは明治政府の話で、あくまでそういう体制=OSを変えたい/換えたい、機能する地方分権をやりたいって話。そのOS上で走らせるアプリケーションを決めるのは住民。だから文化云々も直近1、2年辛抱して、きちんと周囲を説得できるようにしたらいんじゃない?都知事相手より余程マシだと思うわ。

議論や反対意見を煽って出させるのもわざとみたい。そうやって決まったことじゃないと行政も住民も納得しないから。だから橋下さん個人を攻撃してもなんの意味もない。

アンチ橋下な人というのは、単に橋下さんが嫌いだったり、捨て身なやり方が怖かったり、今のままが居心地よくてそれで犠牲になっているものを見ないふりしてたり、ということなんだろうなと思う。今と自分の周りしか認識できない人。橋下さんはその人たちよりメタな時間軸と空間軸なので話が噛み合わないのね。

(堺屋太一の歴史認識はどうなの?とは思うけど…明治維新賛美って気持ち悪いわ。あれってタダのクーデターじゃん。長州も高杉晋作も日本国のこと考えて、というよりは列強と戦争して負けてやべーって思ってただけだよ、きっと。)


2012年05月20日 | コメント(0) | 社会・科学・思想 | 読み終わった (2012年05月20日) |

システム思考―複雑な問題の解決技法 (BEST SOLUTION)

ジョン・D・スターマン 小田 理一郎 枝廣 淳子

/ 東洋経済新報社 / 2009年09月11日 発売




2012年05月09日 | コメント(0) | 読みたい

もっと使いこなす!「システム思考」教本

枝廣 淳子 小田 理一郎

/ 東洋経済新報社 / 2010年09月23日 発売




2012年05月09日 | コメント(0) | 読みたい

批判理論と社会システム理論―ハーバーマス=ルーマン論争

J.ハーバーマス N.ルーマン 佐藤 嘉一

/ 木鐸社 / 1984年08月 発売




2012年05月09日 | コメント(0) | 読みたい

システム理論入門―ニクラス・ルーマン講義録〈1〉 (ニクラス・ルーマン講義録 1)

ニクラス ルーマン ディルク ベッカー Niklas Luhmann Dirk Baecker 土方 透

/ 新泉社 / 2007年04月 発売




2012年05月09日 | コメント(0) | 読みたい

社会システム理論: 不透明な社会を捉える知の技法 (リアリティ・プラス)

井庭崇 宮台真司 熊坂賢次 公文俊平 井庭 崇

/ 慶應義塾大学出版会 / 2011年11月23日 発売




2012年05月09日 | コメント(0) | 読みたい

一般システム理論――その基礎・発展・応用

L.フォン・ベルタランフィ 長野 敬 太田 邦昌

/ みすず書房 / 1973年07月10日 発売




2012年05月09日 | コメント(0) | 読みたい

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

Venkat Subramaniam Andy Hunt 木下 史彦 角谷 信太郎

/ オーム社 / 2007年12月22日 発売




2012年04月20日 | コメント(0) | 生き方 | 読み終わった (2012年05月17日) |

UMLモデリングの本質 第2版 良いモデルを作るための知識と実践

児玉 公信

/ 日経BP社 / 2011年05月26日 発売




2012年04月20日 | コメント(0) | 社会・科学・思想 | 読みたい

UMLモデリング入門 本質をとらえるシステム思考とモデリング心理学

児玉 公信

/ 日経BP社 / 2008年04月24日 発売




2012年04月20日 | コメント(0) | 社会・科学・思想 | いま読んでる

一般システム思考入門

ジェラルド M.ワインバーグ 松田 武彦 増田 伸爾

/ 紀伊國屋書店 / 1979年06月 発売




2012年04月20日 | コメント(0) | 社会・科学・思想 | 読みたい

学習する組織――システム思考で未来を創造する

ピーター M センゲ Peter M. Senge 枝廣 淳子 小田 理一郎 中小路 佳代子

/ 英治出版 / 2011年06月22日 発売




2012年04月20日 | コメント(0) | 社会・科学・思想 | 読みたい



今起きている原発問題が、ほとんど政府と省庁の構造問題ということはよくわかった。
でもタイトルに反して、未来について「ポジ出し」はほとんど書いていない。
すでに他の人が指摘していることだけで。
原発含め、将来のエネルギーをどのように考えるのか、それを誰がどのように決めて、オペレーションしていくといいのか。監視していくのか。
それを、「政治家」としてどう形にするのか?ってことじゃないかと思うのだけど。


2012年04月04日 | コメント(0) | 文献 | 読み終わった (2012年04月04日) |

アイデンティティと暴力: 運命は幻想である

アマルティア・セン 大門 毅 東郷えりか

/ 勁草書房 / 2011年07月09日 発売



印英にルーツを持つ経済学者、哲学者の著者が「アイデンティティとは、一人の個人が一つのアイデンティティを他の属性よりも優先して宿命的に「発見」して持つのではなく、複数のアイデンティティを理性によって「選択」することができるものだ」といったことを繰り返し説く本。単一的なアイデンティティ(特に宗教的な共同体への帰属)の植え付けが暴力を伴う対立にいかに簡単に利用されやすいか、文学や政治形態、数学・科学といった東西の「文化」「文明」の、決して対立的ではない複合的に結びついた関係性も持ち出しながら「西洋と非西洋」を脱力させる。

選択された複合的なアイデンティティとは、著者によれば「私はアジア人であるのと同時に、インド国民でもあり、バングラデシュの祖先を持つベンガル人でもあり、アメリカもしくはイギリスの居住者でもあり、経済学者でもあれば、哲学もかじっているし、物書きで、サンスクリット研究者で、世俗主義と民主主義の熱心な信奉者であり、男であり、フェミニストでもあり、異性愛者だが同性愛者の権利は擁護しており、非宗教的な生活を送っているがヒンドゥーの家系出身で、バラモンではなく、来世は信じていない(質問された場合に備えて言えば、「前世」も信じていない)。これは私が同時に属しているさまざまなカテゴリーのほんの一部にすぎず、状況しだいで私を動かし、引き込む帰属カテゴリーは、もちろんこれ以外にもたくさんある(P39)」といったもの。

インドは「ヒンドゥー文明」だというよくされがちな分類は、世界最大規模のイスラム教徒がいるという点を考慮していない大雑把な言い方だし、イスラムが排他的だというのも、他の宗教を認めたアクバル大帝と認めなかった他の皇帝の例を出してどちらでもあり得ると言う。現代で「西洋」の専売特許のように認識されている「民主主義」も、「自分たちの村はどんな立場の誰もが集まって発言をし、それを長老が聞いた」というネルソン・マンデラの言や聖徳太子の十七条の憲法がマグナ・カルタよりも600年も前だということで西洋だけのものではないと述べる。当然、ヨーロッパの自然科学の功績はイスラムやインドの数学がなければあり得ない。西洋・非西洋という「対立」を前提とした見方が間違っているのだと。

著者は特に、イギリスへの移民の共同体のためにイスラム教の学校を作るべきというような、「宗教」を第一意・第一義の帰属共同体とすることに異議を唱える。この根底には「イギリスを代表する食べ物はカレー」とイギリス人が言うといったように、移民がもたらした「文化」がすでにイギリスの文化となっている現状で、宗教だけが唯一のアイデンティティではないということがある。

セン先生の言わんとすることはとても普遍性のあることではないかと思った。
日本列島のことを考える。
例えば、部落や在日コリアンの子どもたちは宿命的なアイデンティティ以外の選択肢と出会う機会がない(少ない)のではないか。あるいは、文化的・経済的な境界線とずれた地方自治体アイデンティティや政治党派的アイデンティティによる囲い込み(「市民」と非「市民」の発言の重みの違いとか、フェミニストや「文化知識人」なら反原発、反戦、反企業で当然、とか…)。

開発の達成度は所得水準ではなく、自由の達成度によって評価されれるべき、それによって人間が潜在能力(ケイパビリティ)を発揮できるし、それが発揮できないのが「貧困」だというセン先生の考えとともに、「魚の目」の肥やしになった。


2012年03月29日 | コメント(0) | 社会・科学・思想 | 読み終わった (2012年03月29日) |


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