ホームレスやネットカフェ難民などを取り上げ、従来の貧困という考え方とは違う切り口で、社会的に排除されている人々を考察している。考え方の重要性はわかるのだが、排除(exclusion)の反対語である包摂(inclusion)の概念が曖昧で、統合(integration)との区別があまりなされていないようだったのが残念だった。
ある意味、発展途上国への開発問題のほうが議論として進んでいるような印象すら受けた。
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カテゴリ:
社会開発
- 感想投稿日 : 2010年6月3日
- 読了日 : 2010年6月3日
- 本棚登録日 : 2010年6月3日
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