アンリ・ルソーをテーマにしたアート・サスペンス。芸術というのは、そもそもがミステリアスなものだし、取引の裏側では様々な思惑が錯綜している。そのあたりの人間模様はとても面白い。
アートの知識は全くないし、どう観て、楽しんでいいのかはよくわからないが、でも、この本は楽しめた。アンリ・ルソーの絵をじっくりと観てみたいと思った。
芸術は、画家がこの世界の瞬間だったり、いくつかの場面だったり、解釈されたものや感情を表現するもので、それを観て感じることは人間やこの世界を知る上でとても示唆に富むものなのだろうと思った。
アートを理解する、ということは、この世界を理解する。ということ。
アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2017年5月14日
- 読了日 : 2017年5月14日
- 本棚登録日 : 2017年5月14日
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