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読んだ本いろいろ。イメージ画像のない本が多い…気がしなくもない(笑)

レビュー by sumiさん

小説   5

自分が持っている「自分」というイメージと実際の「自分」の間には大なり小なりズレやひずみみたいなものがあるけれど、この主人公の一ノ瀬真理子さんほど食い違ってしまったらどうなってしまうんだろう。42歳の体にスキップしてしまった17歳の心。最初は真理子さんも現実を前にして「声も涙も出ない」けれど、逃げることはしないんですよね。<br><br>
桜木真理子という形を持ったわたしが、それをしなかったら、──心だけのわたしになってしまったら、それはもう、人間として眠っているようなものだと思うんです。<br><br>
食い違う「心」と「体」。でも、それは別々のものではなく、別々にあるものでもない。どちらに偏るのでもなく、どちらを否定するのでもなく、真理子さんは真理子さんとしてまっすぐに歩き出す。その力強い生き方に、ただただ圧倒。だけどそれは題名のとおり、なぜかスキップするような軽やかさを感じるのでした。なんて人なんでしょう。<br><br>
そして、この本の中でいちばん気に入ったのがここ。桜木先生から真理子さんに贈られた、このことばです。<br><br>
「構えないように。自然に行動しよう。自分がしたいように動く。桜木真理子だったら、ベテランの先生だったら、こうするんじゃないか──そんなことは考えないでいい。」<br><br>
このあとにも続く桜木先生のことば一つ一つが、今の私にはとても大切なことのように感じます。読み終わったあと、私も自分がどんな自分なのかを見つけてみたくなりました。 登録日 : 2006年05月20日 11:42:54


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