藤井寺さんと平野くん 熱海のこと (ガガガ文庫 か 2-2)

著者 :
  • 小学館 (2008年6月19日発売)
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本棚登録 : 24
感想 : 4
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とりあえず、近鉄バファローズ愛は賛同し強く支持する。

安吾の投手殺人事件の別解翻案ラノベというべきか。しかし安吾を使わずオリジナルにしちゃえば良かったのに。推理小説仕立てにする必要も無く野球好き男女のコージーミステリーで十分面白くできるでしょ。巨勢のキャラ設定はとても面白いからそれだけでも楽しめるだろうに。

そんなわけで安吾の翻案としては第6章以降だけで十分それ以外はノイズでしか無い。特に各章の冒頭に付けられた野球ヒストリーじみたものがうるさくてしょうが無い。これは本編内で処理すべき経緯だろう。

総じて文章の水準もイラストのレベルも低くラノベとしても出来の悪い部類に入る。だが、著者の近鉄愛だけは高く評価する。
でもセカンドを守ったのは大石や水口の前にハリスとアーノルドを忘れてもらっては困るし、二遊間ならこの時期のショートは石渡だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ラノベ(絵本)
感想投稿日 : 2013年10月29日
読了日 : 2013年10月29日
本棚登録日 : 2013年10月29日

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