四月怪談 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1999年3月1日発売)
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感想 : 28
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映画化もされた表題作“四月怪談”も良いお話しだが(柳葉若い!)、このコミック文庫に収録されている“ローズティーセレモニー”という小編が良い。学園の改革(といっても「テストを無くせ!」というささやかな、しかし、非現実的な闘争)を進める男の子に恋する女の子の話。連合赤軍も崩壊し学園紛争が過去のものとなった1976年の作品だからかな?学生運動が激しさを伴わずノスタルジックに描かれている。エリュエールの詩“リベルテ”の使い方が上手い。ダブルミーイングとなっている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2008年8月19日
読了日 : 2008年8月19日
本棚登録日 : 2008年8月19日

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