これ、どちらがどの部分を、っていうのは明確に分けられてるのかな?だとすると、あまり見分けられませんでした。読解力のなさの問題?とりあえず強力なタッグの作品だし、個人的にも好きな作家だし、読む前から期待は膨らむ。阿部作品は”神町サーガ”しか知らないから偉そうにはいえないけど、二人の親和性も良さそうだし。という訳で前半戦。ともすれば極論に走りがちな”ワクチン”が話の重要な部分を占めていて、『大丈夫かしら?』とか思ってしまったけど、トンデモ論に流れることなく、良い具合に中庸論に基づきつつ進められていて、まずは一安心。そこにちょっとヤンチャな主人公とか、ホントにヤバイ人たちとかが絡んでくると、もう完全にオリジナルワールド。安心して楽しめます。ヒントとして、死の泉に生きる魚が見つかったところで、物語は後半戦へ。ワクワク。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2017年11月20日
- 読了日 : 2017年11月19日
- 本棚登録日 : 2017年11月19日
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