主人公の灯里は、東京に出てきて従姉妹の家に居候し、
服飾系専門学校に通っている。卒業まであと半年。
しかし、親友の突然の退学、仲間との夢のベクトルや考え方の違いもあり、
灯里は服飾に携わる意義や自信を失いかけていた。
そんなある日、マンションの共有スペースで物静かで親切な道成と出逢う。
彼と会話し、胸の内打ち明けるうちにだんだんと惹かれていく灯里。
だが、道成の方にも特殊な事情があって・・・
果たして彼女の想いは届くのか。
服飾にかける情熱を取り戻せるのか。
多少ありきたりな気もするけれど、個人的には王道展開は好きだ。
最初は主人公がNegativeでどんよりな雰囲気だけど、
それがかえって終盤の爽やかさを引き立てている。
さらりと読めて、読後感もまあよし、そんな恋愛小説でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
あ行
- 感想投稿日 : 2011年9月27日
- 読了日 : 2011年9月27日
- 本棚登録日 : 2011年9月27日
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