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とりあえず、今手元にあるやつから、、、
レビュー by daidosoulさん
ネタバレもいいとこです。
冒頭、二人の疲れきった男は金、ではなく水を奪うために女の子を殺す。
殺した瞬間、主人公の娘が叫び声をあげるシーンに変わる。主人公(父)、息子、母が娘の部屋に次々現れて娘をなだめる。
タイトルの『ヒストリー・オブ・バイオレンス』とは、「前科歴」みたいな意味らしい。でも僕は『暴力の歴史』としてこの映画を見ました。
野球、セックス、法律、銃、アメリカンジョーク、いじめ、マリファナ、コーヒー、車、、、「アメリカ」な映像の数々が登場する。
主人公は暴力犯罪を犯した過去を持つが、その過去を隠して生きている。勿論、家族にも。
セックスとしての暴力。
正当防衛としての暴力。
アメリカのエンターテイメント(ポップミュージックやハリウッド映画など)。湾岸戦争やイラク・アフガン、、セックス&正当防衛。
主人公の過去の暴力は、巡り巡って幸せな家族の現在に襲いかかる。そして、、、最初に妻が、次に息子が暴力を行使することを受け入れてしまう。セックスとして、正当防衛として。
映画の終盤、主人公は過去の自分と決着をつける為、最後の殺人を犯す。
殺す相手は主人公の兄。
兄弟殺し。
聖書でいう、カインとアベル。人間の最初の殺人。
最後の殺人が最初の殺人であるように、映画のラストも最初に戻るかのような、、、余韻を残す。
最後の殺人を犯し、家に帰ってきた主人公(父)を迎え入れるのは、娘。
映画の冒頭、
「金」を奪うため、ではなく「水」を奪うために殺された女の子のように、この主人公の娘も殺されてしまう。かも知れない。
みたいなラストシーンが秀逸な楽しい映画でした。
おしまい!!
レビュー登録日 : 2011年12月19日
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