大尾行

著者 :
  • 光文社
3.21
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本棚登録 : 52
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928285

作品紹介・あらすじ

1日尾行、ノルマ20件。探偵業も楽じゃない。追う者と追われる者との、知略をつくした戦い。最後に勝つのはハイテクか、地を這うアナログか!?製薬業界の裏で蠢く謀略成否を握るのはただ一人の女だった。追跡不可能な女!?ノンストップエンターテインメント痛快作。

感想・レビュー・書評

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  • なかなかノンストップで読ませるミステリ。伏線もちゃんといろいろあって面白かった。GPS、どうなんだろ。ポケモンGOとか実は壮大な何らかの作戦なんじゃないかって思わされてしまう。

  • すごく新鮮な印象を受ける尾行モノというジャンルで一気に読みました。
    尾行の部分以外では、いかにもなキャラクターやストーリーで興ざめする所もありましたが、著者の尾行モノを読んでみたいと思わされる出来でしたね。

  • 面白かった。話が簡単。ちょっとハードボイルドな雰囲気もあった

  • 日本ミステリー文学大賞受賞した前作「ラガド」が
    結構トリッキーなミステリでしたが今作はガラリと
    変わってアナログな探偵が主人公のハードボイルド・
    テイストを漂わす作品。

    中小規模の専門性の高い探偵事務所を資本とシステムで
    次々に吸収合併し、低価格を打ち出した大手探偵事務所で
    くすぶる主人公。 冒頭はその尾行シーンから始まり、
    なかなかに惹き付ける出だしですが、中盤以降に
    大手製薬会社によるなにやら怪しい薬物投与や、
    メディカル・ヤクザなる企業内暴力団など登場し、
    モノトーンなハードボイルド風が次第にトンデモ系な
    展開にもつれていきます。パンダの着ぐるみを着た、
    殺人マシーン化した製薬会社社員が登場するあたり...
    から様子がw。

    加速するストーリーは更に混沌とし、主人公の
    スーパーマンっぷりが一気に加速。そして、適役の
    あまりにステレオタイプな悪役達、更にはその
    悪役に対する制裁など...なんだか後半に怒濤の追い込みで
    ちょっと荒唐無稽に思えてしまうかも。少し勿体ない。
    ただ、重厚ではなくライトなアクション逃亡劇
    (追走劇でもある)としては、
    楽しくサクサクと読めます。

  • 仕掛けの部分が文章でみえみえ

  • 想像以上に面白かった。あれよあれよと言う間にページをめくってしまった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    1日尾行、ノルマ20件。探偵業も楽じゃない。追う者と追われる者との、知略をつくした戦い。最後に勝つのはハイテクか、地を這うアナログか!?製薬業界の裏で蠢く謀略成否を握るのはただ一人の女だった。追跡不可能な女!?ノンストップエンターテインメント痛快作。

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著者プロフィール

1960年埼玉県出身。北大教養部理Ⅲ系中退、一橋大学経済学部卒。2010年『ラガド煉獄の教室』で第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞。著書に『人間性剥奪』『ブラッグ』『ハンザキ』『困った作家たち』など。ショートショートから長篇まで、幅広く執筆している。twitterで「両角長彦の140字小説」発信中。

「2020年 『ある実験 一人選べと先生が言った』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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