自己愛の心理学: 概念・測定・パーソナリティ・対人関係

制作 : 小塩 真司  川崎 直樹 
  • 金子書房
3.40
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760826353

作品紹介・あらすじ

自己愛の研究と尺度の歴史的変遷、重要な研究トピックスである誇大生と過敏性、自己概念や自尊感情などとの関連、特殊な対人関係パターンなどを論じ、今後の研究の方向性を考察する。

感想・レビュー・書評

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  • 医学部分館2階心理学 : 145.7/OSH : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410169613

  • 2015.4.15つまみ読み。自己愛と対人恐怖に関する項目だけ読んだ。私自身なぜ人が怖いのかわからず考えた結果、自己愛に関係あるのではと思ってこの本を選んだ。この本を皮切りに自己愛、自尊感情について知見を深めたい。

  • 精神的な自立を志向する青年期では自分の存在を他者に承認してもらいたいという欲求が高まるため、自己愛は必然的に表面化しやすくなる、特に健康な一般青年に見られる自分自身への関心の集中と自信や優越などの自分自身に対する肯定的感覚、その感覚を維持したいという欲求の強さは自己愛傾向にある。
    対人恐怖とは、他人と同席する場面で不当に強い不安と精神的緊張が生じ、そのため、他人に軽蔑されるのではないか、不快な感じを与えるのではないかと案じて対人関係からできるだけ回避しようとする神経症の傾向。

  • 自己愛に関する今までの研究がバランス良くまとまっている。今後の動向も示唆されており、自己愛について研究するには欠かせない良書。

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著者プロフィール

早稲田大学文学学術院教授。
2000年,名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。主著に『性格とは何か―より良く生きるための心理学』(中央公論新社,2020年),『性格がいい人,悪い人の科学』(日本経済新聞出版社,2018年),『パーソナリティ・知能』(共著,新曜社,2021年),『レジリエンスの心理学』(共編,金子書房,2021年),『非認知能力―概念・測定と教育の可能性』(編著,北大路書房,2021年),『Progress & Application パーソナリティ心理学』(サイエンス社,2014年),『性格を科学する心理学のはなし―血液型性格判断に別れを告げよう』(新曜社,2011年),『はじめて学ぶパーソナリティ心理学―個性をめぐる冒険』(ミネルヴァ書房,2010年),『大学生ミライの因果関係の探究』(ストーリーでわかる心理統計,ちとせプレス,2016年),『大学生ミライの統計的日常―確率・条件・仮説って?』(ストーリーでわかる心理統計1,東京図書,2013年)など。

「2022年 『大学生ミライの信頼性と妥当性の探究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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