蒼穹の昴(4) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年10月15日発売)
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感想 : 356
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面白くて一気に読んだ。
西太后、皇帝、李鴻章など一部の人物を善意に描きすぎな感じはあるが、清朝末期の歴史の動きがよくわかった。
文秀が最後に、変法派の誤りは自分たちの境遇が所与のものと思い、民に施しをしたことだと振り返ったのが印象的だった。恵まれた境遇にたまたま生まれただけなのだから、施しではなく尽くすことを考えねならなかった。
ノブレスオブリージュの本質であり、奥の深さを感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 趣味
感想投稿日 : 2015年8月13日
読了日 : 2015年8月13日
本棚登録日 : 2015年8月13日

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