「忘れられたジュリエット」、「烙印のビビ」、「クレオ・ドレイファスの死」が伯爵カインシリーズで、ほか「時間を止めた少年達」「ダブル」が収録されています…。シュゼットが悲しい…。しかし迎えにこない恋人を墓の下でひたすら待ち続けるなんて…辛すぎる…。まあシュゼットは後々関わってきたのに後で驚きましたね。マディは…かわいそうだったけれど、でも結局のところ自業自得だったような気がしちゃうのは、僕がビビ寄りだからかなぁ…。でも因果のうねうね絡みっぷりは…さすが由貴香織里です。「クレオ・ドレイファスの死」のラスト直前のクレオのモノローグに半泣きでしたしねー。二つの短編は…「ダブル」のオチの綺麗なグロテスクさ(?)は逸品。「時間を止めた少年達」は推理の過程とかが面白かったかな。エディス可愛い〜♪エディスっていうと、ポーの一族を思い出しちゃいますがね。…でもカインの顔が最近と全然違うんで星はひとつ下げます。でも「忘れられたジュリエット」は全部通した中でもかなり好きなエピソードの一つです。
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由貴香織里
- 感想投稿日 : 2006年10月8日
- 本棚登録日 : 2006年10月8日
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