忘れられたジュリエット (花とゆめCOMICS 伯爵カインシリーズ 1)

著者 :
  • 白泉社 (1992年1月1日発売)
3.38
  • (42)
  • (37)
  • (208)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 629
感想 : 32
4

「忘れられたジュリエット」、「烙印のビビ」、「クレオ・ドレイファスの死」が伯爵カインシリーズで、ほか「時間を止めた少年達」「ダブル」が収録されています…。シュゼットが悲しい…。しかし迎えにこない恋人を墓の下でひたすら待ち続けるなんて…辛すぎる…。まあシュゼットは後々関わってきたのに後で驚きましたね。マディは…かわいそうだったけれど、でも結局のところ自業自得だったような気がしちゃうのは、僕がビビ寄りだからかなぁ…。でも因果のうねうね絡みっぷりは…さすが由貴香織里です。「クレオ・ドレイファスの死」のラスト直前のクレオのモノローグに半泣きでしたしねー。二つの短編は…「ダブル」のオチの綺麗なグロテスクさ(?)は逸品。「時間を止めた少年達」は推理の過程とかが面白かったかな。エディス可愛い〜♪エディスっていうと、ポーの一族を思い出しちゃいますがね。…でもカインの顔が最近と全然違うんで星はひとつ下げます。でも「忘れられたジュリエット」は全部通した中でもかなり好きなエピソードの一つです。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 由貴香織里
感想投稿日 : 2006年10月8日
本棚登録日 : 2006年10月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする