『猫』は無条件で自分を受け入れてくれる。自由と気まぐれの憧れの存在。語りかける自分を映す鏡。その『猫がいない』。
人間関係に疲れ、何処かにいるはずと特別な自分を探して彷徨い続ける拗らせ女子たち。
表題作の鬱憤が爆発して全力疾走する河合さんのシーンは圧巻でした。
迷走していても、いつかは前向きに歩ける日が来るのだと信じたくなる素敵な短編集です。
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- 感想投稿日 : 2014年8月15日
- 読了日 : 2014年8月15日
- 本棚登録日 : 2014年8月15日
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