鴨川食堂おまかせ (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館 (2017年1月11日発売)
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食探しという、これまでにあまり聞いたことのない食堂の話。

父と娘の役割分担 → 娘:客が求める食の調査。父:探してきた食を再現する料理人。かと思いきや、食によっては父が調査も調理も担当する。このあたりがわかりにくい…

どのテーマでも必ず客がこれまでに食べたことがない料理を絶賛した後、探し求めた食に再会して秘められた過去に立ち返る。。。。という流れ。

つくづく食べるものって大切だなぁと思う。
こんなおいしいもの、生まれて初めて食べたという表現。「ほんまかいな…?」と必ず思う。そんなに感動するような食に出会った経験がないので、致し方ないが、おいしいものを食べることや、懐かしい味や忘れられない味の話をするときって、決して不幸せじゃないはずだとすれば、食べるものは体にとって大切なだけじゃなくて、心にも栄養を与えるものだと実感する。

我が息子たちは、何を「おふくろの味」と覚えているのだろうか?と振り返ると、非常に心もとない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年8月21日
読了日 : 2017年8月20日
本棚登録日 : 2017年8月8日

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