半崎小学校6年3組ーー。新6年生クラスでの新学期、期待に胸を膨らませていた少女・神田和美。
しかし、新6年3組のクラス担任は噂で有名な「鬼教師」だった。彼女の名は阿久津真矢。着任早々にテストの成績の悪い生徒や真矢に楯突く生徒に雑用係を務めさせるなど鬼教師っぷりを見せる。和美はそんな真矢に不満を抱くが、真矢に真っ先に目をつけられてクラスから孤立し、いじめの対象となる。
一見、冷酷な鬼教師である真矢だが彼女の真の狙いは自分(教師)が壁となり子供たちの前に立ちはだかることで子供たちが真の壁を乗り越えて強くなることだった。そんな真矢の狙いにいち早く気付いたのは和美だった。
放送当時、内容の過激さから話題となった学園ドラマ。当時は真矢が本当に怖かった。なのでエンディングが明るいのは本当に救われた。新たな視点から描いていて、今までの学園ドラマとは違う感じだった。あと劇中の色の温度差が低く、暗かった印象。特に真矢が現れるシーンはさらに暗かったのと音楽でより迫力があった。衣装も黒ずくめで多分普通に子供たちからしたら怖いだろうなと思う。ただ真矢を演じた天海さんも美しくて、まさにお人形のようで良かった。感情を完全にオフにしていながらも微笑むシーンは震えるほど迫力のある怖さがあり、さすがだと思う。子役の皆さんも凄かったし、和美を演じた志田さんもとても愛らしくて可愛くて好きだったから当時は苛められるシーンとか見てられなかった記憶が。笑
色んな意味で問題作だけどその意味の中には良い意味も含まれていると思う。そんな作品。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ドラマ
- 感想投稿日 : 2016年4月28日
- 読了日 : 2016年4月25日
- 本棚登録日 : 2016年4月25日
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