希望ヶ丘の人びと 下(小学館文庫 し 5-10)

著者 :
  • 小学館 (2011年5月10日発売)
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本棚登録 : 593
感想 : 59
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後書きにも出てきますが本書のテーマは、こんな時代だからこそ読んでいる人が「希望」を持てる本にしたい。

全くその通りの小説で、読後凄く元気や希望が貰える小説でした。



小説の始めの方は少し重い話からスタートしますが、本作の途中から登場してくる「えーちゃん」が登場する辺りから話しが明るくなりとても楽しく読めました。


えーちゃん(キャラ)は現実には絶対にこんな人いない...

とは思うものの、生き様が恰好良過ぎます。


しかし、永ちゃんなら同じ発言をしても、同じ行動をしてもおかしくはなく(勝手な想像ですw)しっくりくる感じにも思え違った意味でも流石、矢沢永吉さんだなぁ~っと改めて思えました♩



小説の中にえーちゃん(キャラ)のこんな言葉が一番印象的でした↓


「顔を上げろよ、少年。うつむいてると息が苦しくなるだろ…美味い息を吸って、美味い息を吐け。それが人生だ」


前向いて、希望を持って生きてればみんな幸せだ…と言う言葉。


ありきたりな言葉ではありますが、読後とても心に沁み渡りました。


矢沢永吉さんが大好きな私だから、ここまで大絶賛をしているのかもしれません...

しかし、永ちゃんファンの方ではない方でも読むと、凄く前向きな気持ちになれる小説だと思います。
まだ読んでみえない方は是非読んでみて下さい。

オススメです☆

勿論、永ちゃんファンの方には特にオススメです

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年4月20日
読了日 : 2012年4月20日
本棚登録日 : 2012年4月20日

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