登場人物も、舞台も、ストーリー展開も、とにかくありふれた設定である内容をかくも見事な作品に仕上げていることに感動。テンポ良く歯切れいい文体は新訳によるもので、運命の歯車が主人公を乗せて山から転げ落ちていくスピードを感じさせてくれる。メディアミックスされたり読み継がれる魅力は、何より主人公達のあっけらかんと今を生きるその刹那さに読者が嫉妬し、また誰もが羨望しているからだと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年12月14日
- 読了日 : 2014年12月14日
- 本棚登録日 : 2014年12月14日
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