2017.2.2
皆さんご存知、小保方晴子さんの本です。前半は優秀で順風満帆な研究者の私。後半はSTAP細胞の事件以降、マスコミ薬局世間からのバッシングに耐える日々。はっきり書いてはいないけど若山氏を批判しています。
全体を通して、専門的な研究内容についての説明・解説が多く、ほぼ理解できません。その研究内容を除くと中身は薄く、肝心な事は何も書いてはありません。こういう本にはありがちですよね。
でも最後まで読んで感じるのは、この人は純粋に研究が好きで、がんばりやさんで、世間知らずのお嬢様で、ちょっと幼いくらいのフツーの人なのではないか?という事です。そう思わせることが狙いかもしれませんが。
彼女が飛び込んだ世界は、そんなフツーなお嬢様が活躍するにはシビアな世界だったのではないでしょうか。妬みや足の引っ張り合いなんかは日常レベルでありそうです。
「STAP細胞はありま〜す!」この名セリフを聞いた時に「いや、だからそれをツケいるスキが無いくらいに証明してみせるのが科学者であるあなたの仕事だよね?」と思ったのを覚えています。やっぱり、この気持ちは変わらないかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2017
- 感想投稿日 : 2017年3月30日
- 読了日 : 2017年2月1日
- 本棚登録日 : 2017年2月1日
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