子は親を救うために「心の病」になる (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (2014年4月9日発売)
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患者の側の思いが痛いほどよくわかる。

自分も親からの虐待を受けたと思っている。父親は自衛官で酒浸り、母親は元看護師で新興宗教にのめり込んでおり、今でもそれは変わらない。

ずっと、どこかでこの環境から抜け出したいおもっていた。仕事して結婚してようやく環境から抜け出せた。けど、生き方までは変えられず、うつ病になった。それから6年。今もうつ病を患ったまま。

親との関係はある意味もう諦めている。お互い死んでも分かりあうことはない。親は仕事が原因で自分がうつになったと思っているだろうが、根本はもっと深いところにあると思っている。

来週からカウンセリングが始まる。何が苦痛か、具体的にはわからない。でも話をして自分と向き合うことで、今までとは少し違った生き方ができるようになればいいなと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年9月5日
読了日 : 2023年9月5日
本棚登録日 : 2023年7月8日

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