募金、途上国援助、優先席、レジ袋、障害者介助・・・といろいろなテーマを扱っていて何の本かと思えば、どうやら「ボランティア」についての本だったらしい。タイトルにつられて買った僕としては、少し不満の残る内容。
ホワイトバンドやら「死ぬ死ぬ詐欺」やらアニヤ・ハインドマーチのエコバックやら懐かしい話題も出てきます。ただ、どんな事例に関しても結構好意的に解釈しており、タイトルのようなことが書かれている印象はなかったです。
そして、少し論に強引なところがあるかなーという感じ。読みながら、少しずつ自分との感覚のズレに戸惑っちゃうことが多かった。
第4章にある「レジ袋」の話はおもしろかったなあ。レジ袋を無くすことの影響なんて深く考えたことがなかった。必ずしもレジ袋を無くすことが環境に優しいわけじゃないらしい。でも、とりあえず本書にあるようなレジ袋の再利用はしてみようかなあ。家にレジ袋が溜まって溜まってどうしようもないです・・・。
【目次】
はじめに
第1章 こんな募金箱にお金を入れてはいけない!?
第2章 援助物資、途上国へ送っていいもの・ダメなもの
第3章 優先席には“あなた”が座ろう?
第4章 “地球のためにできること”の落とし穴
第5章 障害者は“頑張っている人”なのか
第6章 どこからどこまでが“ボランティア”か
おわりに
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会科学
- 感想投稿日 : 2009年12月21日
- 読了日 : 2009年12月21日
- 本棚登録日 : 2009年12月21日
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