黒猫,黄金虫 (新潮文庫 ホ 1-1)

  • 新潮社 (1951年8月1日発売)
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本棚登録 : 723
感想 : 70
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初ポーだったわけですが、推理小説の元祖的な人って聞いていたので、そういうのばっかり書いているのかと思っていたのですが、そんなことなく、海ものから冒険もの、ホラーっぽいのまで、いろいろ書く人なんだなぁって思いました。

全体の印象としては、どっかで聞いたことあるような話ばっかりだなぁ、って思ったのですが、それは逆にポー以降の作家さんがポーを真似た作品を書いているということに気づき、その影響力たるや、ものスゲーな、と思った次第です。

個人的には、船乗りがチョースゲー渦巻に飲み込まれつつも、どーにか助かったって内容の“メールストロムの旋渦”って話がお気に入りです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年7月17日
読了日 : 2012年7月17日
本棚登録日 : 2012年7月6日

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