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レビュー by 読虫さん
古典の名作と言われていたので読んでみましたが、驚くほど物語りは淡々と進んでいきます。初めのほうの描写にはなじめないところがありました。というのも、著者の思想というか世界観が登場人物を通じて延々と描写されていて、それがあまりにも閉じられていたので、窒息しそうになったのです。
その閉塞感は物語り全体にも影響を与えていて、孤独というキーワードのもと新人類とも呼ぶべき超能力者たちがひとつの有機体となって、旧人類と静かなる対立をしています。
だからこそラストには壮大なカタルシスが待っているのですが……
でもこの作品もやっぱりSFで、重力制御装置が白痴によってつくられたあと、誰にも知られずにひっそりと農場で埋もれていく様なんかには物凄くガツンとやられてしまいました。
レビュー登録日 : 2010年05月19日
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