クラークのB級作品。
都市と星や幼年期の終り、2001年宇宙の旅、宇宙のランデブー、楽園の泉とかいった、人類の進化とか神のごとき異星人の存在とかそういったハイブローなものではないけれど、お話しとしてはおもしろい。
だいたいクラークの作品群は、薄味だったり、腹八分目どころか6分目ぐらいのものが多く、読んだ後どうにも物足りなさが残るのが多い。
けれど本作は、読んだ後に上に書いたような人類の進化だの異星人の存在だのを考えることはないかもしれないけれど、読んでいる最中は楽しめる。
精進料理や高級フランス料理より、カレーやラーメンのほうが良いよね、という人向き。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2013年11月16日
- 読了日 : 2013年10月30日
- 本棚登録日 : 2013年9月2日
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