三島由紀夫十代書簡集 (新潮文庫 み 3-38)

著者 :
  • 新潮社 (2002年10月1日発売)
3.37
  • (3)
  • (4)
  • (20)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 81
感想 : 7

文学がたしかに藝術であったころの、一藝術家としての三島由紀夫の輪郭。それを、こんなにもはっきりと見ることができたのは初めて。当時の文壇とそれをとりまく空気を体感できる、とても密度の高い一冊でした。彼の学に対するコンプレックスや父親への複雑な気持ちなど、一人間としての個性が垣間見られる点も魅力的に感じます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年5月16日
読了日 : 2012年5月16日
本棚登録日 : 2012年5月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする