楽園のカンヴァス

著者 :
  • 新潮社 (2012年1月20日発売)
4.23
  • (1394)
  • (1239)
  • (474)
  • (66)
  • (19)
本棚登録 : 7387
感想 : 1363
5

ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間―。ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。
「BOOKデータベース」より

すがすがしい.
この本を読んだ後の第一に浮かんだ素直な感想.
登場人物と一緒にドキドキして、物語を楽しんで、実際には見てもいない絵画を想像し、ワクワクした.
研究者たるものの、姿勢を見た.すばらしい小説だと思う.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 書籍
感想投稿日 : 2015年5月4日
読了日 : 2015年5月5日
本棚登録日 : 2014年9月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする