三人の名探偵のための事件

  • 新樹社 (1998年12月1日発売)
3.44
  • (1)
  • (13)
  • (10)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 48
感想 : 12
4

パーティの夜に起きた密室殺人に、ピーター卿(とバンター)、ポワロ、ブラウン神父を模した探偵たちがそれぞれ「彼ら」らしい捜査をはじめます。
語り手はパーティーの客・タウンゼント青年。それぞれの名探偵についていって、凡人の反応をするいわゆる「ワトスン役」の役割を意図的に演じている節があって笑えました。
結末の展開は途中で想像できてしまうけれど、各探偵のパロディが期待通りに進む楽しさがあるので良いと思う。

あとがきによればビーフ巡査部長とタウンゼントのコンビのシリーズ1作目なんだとか。なるほど!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ・警察小説
感想投稿日 : 2013年1月22日
読了日 : 2013年1月22日
本棚登録日 : 2013年1月22日

みんなの感想をみる

ツイートする