小学校2年生、光村図書の国語教科書には、「お手紙」というアーノルド・ローベル著の有名なお話があります。手紙をもらったことない「がまくん」に、友達の「かえるくん」が手紙をだすのだけれど、かたつむりさんに頼んだのでいつまでたってもつかないというか…(笑。ほのぼとのしたお話ですが、がまくんが結構暗い、ネガティブさんです。
そのお話に似ているけれど、かなり前向きなのがこのお話。表紙のくろくんがシャムちゃんに出しだ手紙の返事を待つのですが、ともだちのとらくんも一緒に待つのです。最初は手紙になんて興味のなかったとらくんも、次第にシャムちゃんからの手紙を待ち遠しく思うようになります。
同じようなお手紙を待つお話です。
関連図書として子ども達に読み聞かせてみたら「あ、がまくんと一緒」と最初にはいったものの、その後の展開が違うので、その違いを聞き逃すまいと集中して聴いてくれていました。ローベルの作品を紹介するのも良いでしょうが、同じような内容で違うお話を読んであげるのも、比較しながら聴くことができてよいのではないかと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2015年10月17日
- 読了日 : 2015年10月17日
- 本棚登録日 : 2015年10月17日
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