どれもミステリーというより、軽くホラー。
タイトルのストーリーよりも『柘榴』や『関守』に余韻が残る。
『柘榴』は大きな犯罪が起きるわけでもないのに、語り手として出てこない人物の幽玄な色香に毒される気持ちに…。
『関守』は安っぽかった噂がオカルトじみてきて、気づいた時には巻き込まれてしまうという、さも起こり得る恐怖にぞっとする。
なかなか凝った短編集
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
短編集
- 感想投稿日 : 2017年11月1日
- 読了日 : 2017年11月1日
- 本棚登録日 : 2017年11月1日
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