00年代の直木賞と芥川賞を候補作まで読破(できたらいいな)。(鋭角Q太郎)
カテゴリの複数登録ができないので,第127回芥川賞候補の法月ゆり「彼女のピクニック宣言」の感想は第126回の「六フィート下から」の再読として,第124回芥川賞候補の大道珠貴「スッポン」は第123回の「裸」の再読として記載してあります。
船戸 与一
/ 集英社 / 2000年05月26日
タイトルとラストが上手く機能しているが,ラストに到るまでのストーリーとしては,物語の展開に起伏が少なく退屈な部分も少...
金城 一紀
/ 講談社 / 2000年03月30日
「在日の」という縛りを取り去ったとしても,十分若者の持つ鬱屈とした気持ちを普遍的に描き出している。
宇江佐 真理
/ 角川書店 / 2000年05月
近年の歴史物の金字塔といってもよい。
「こういうものが書きたい」という著者の信念のもとに,丁寧にストーリーが練られて...
乙川 優三郎
/ 講談社 / 2000年04月
文章は流れるように綺麗なのだけれども,どの話も中途半端な印象であった。
重松 清
/ 文藝春秋 / 2000年05月
全編共に高いクオリティであった。
著者の人柄の良さが滲みでているような文章で非常に好感が持てるのだが,逆に言えば,切...
真保 裕一
/ 新潮社 / 2000年04月
カラカラ乾いた文体も味があるし,1つ1つの物語も緊張感があって楽しめるのだが,「カメラマン」という職業存在の仕方が,物...
町田 康
/ 文藝春秋 / 2000年07月
【表題作のみの感想です】
日常を切り取る,断片化するために,自分の骨を削った刃物を使用しているような,鬼気迫る勢いが...
松浦 寿輝
/ 講談社 / 2000年07月
【表題作のみの感想です】
明らかに文章を書きなれた人の作品で,文章じたいは非常に読みやすいのだが,物語は非常に冗漫で...
岡崎 祥久
/ 講談社 / 2000年07月
【表題作のみの感想です】
ストーリーとして軽いのみならず,小説として会話文が多すぎるので,それが悪い方に助長されてし...
楠見 朋彦
/ 集英社 / 2000年07月26日
勢いは買うが,こういった類の,著者が自分の書くものに大層酔ってしまい,読者との距離感を調節することを放棄している小説...
佐藤 洋二郎
/ 集英社 / 2000年08月25日
淡々と描き切ることが著者の目的なのかもしれないし,そうであれば「成功」している小説なのだろうが,やはり人間の深いとこ...
大道 珠貴
/ 文藝春秋 / 2005年05月
【表題作のみの感想です】
これだけの短い作品で,これほど広がりを見せられたことに驚きを覚えた。
女性の個性の書き方が...
山本 文緒
/ 文藝春秋 / 2000年10月
現代的。
自己中心的で,そのくせに他者依存的なとこもあり,とまぁ,女性の嫌な部分をこれでもかと描いているが,小説じた...
重松 清
/ 新潮社 / 2000年08月
それぞれの話がまとまっているし,読ませる。
ここまでくると「狙い」ではなくて,偏に著者の「人柄」が滲み出ているんだろ...
岩井 志麻子
/ 角川書店 / 2000年12月
父母が自ら町で流す評判によって生計を立てている,という設定はとてもよいのであるが,作品の1つ1つにそれほど力が感じられ...
田口 ランディ
/ 幻冬舎 / 2000年05月
ストーリーの構成は大変巧いのだが,女がエロい文章書いたらかっこいいでしょ,というあざとさが透けて見えて,若干興ざめした。
天童 荒太
/ 集英社 / 2000年11月02日
非常に平坦な小説である。
単なるお涙頂戴にしか思えない。
横山 秀夫
/ 文藝春秋 / 2000年10月
非常に切れ味のある短編集ではあるが,表題作と他の作品とを比べた時に,質の差が目立つ。
青来 有一
/ 文藝春秋 / 2001年02月
【表題作のみの感想です】
物語全体から壮大な広がりを感じられた。
しかしながら,ラスト近辺でそのパワーが落ちてしまっ...
堀江 敏幸
/ 講談社 / 2001年02月08日
【表題作のみの感想です】
書きたいことが色々あるのはわかるが,それらが全体として1つの物語を構成していないので,そもそ...
吉田 修一
/ 文藝春秋 / 2001年02月
【表題作のみの感想です】
文章に出している「若さ」が意図的なものなのか,天然なのかはわからないが,いずれにせよ未熟さ...
玄侑 宗久
/ 新潮社 / 2001年04月
生と死のみならず,善と悪というテーマも扱うにしては,著者とテーマとの間に距離がありすぎる。
黒川 創
/ 新潮社 / 2001年02月
きちんと歴史的な軸と現代の軸とを設定したうえで,家族にまつわる著者の書きたいことが物語として描かれている。
ただ,全...
藤田 宜永
/ 文藝春秋 / 2001年05月
仕立屋の仕事の描写が秀逸だった。
この小説を陳腐な不倫ものとしないのは、主人公の冷めた雰囲気を仕事のディテイルで見事...
奥田 英朗
/ 講談社 / 2001年04月
ともかく出てくる人物人物の描き方がとても丁寧であった。特に女性の書き方が秀逸なのだが,これは男性が読んでグサッとくる...
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