感想は上・中・下巻まとめて。
アニメ化をきっかけに再読。
SF・ファンタジー・ホラー・ノスタルジー、さまざまなジャンルを内包した世界観は日常から離れたい時にふと読みたくなります。
今からわずかに1000年後の設定なのですが、SFだのファンタジーだのいいながら、所々有り得そうな未来なのが怖い。
ファンタジーは好きなのですが、その中でも「隠された都合の悪い真実の管理者に対して反論していく」物語が俺はどうも好きなようです。
ファンタジーは世界観の説明が大変だなぁ、ということで最初に読んだ時は上巻の説明部が冗長だったイメージがありました。
が、再読してみると意外とその部分が面白かった。
中巻と下巻のスピーディな展開もやっぱり良かったです。
自分で何の疑問も持たず、考えずに他人に管理してもらうことは楽なのですが、実は恐ろしいことなんですよね。
その考える手助けになるのが現代の本であり、この世界のミノシロモドキだった。
自分たちに思考と知識を与えてくれる、先人達の遺してくれた本に感謝です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年9月25日
- 読了日 : 2012年9月25日
- 本棚登録日 : 2012年9月25日
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