すごくすごくすごく面白かった!
山のてっぺんから宇宙をつなぐエレベーターがある、シンガポール沖の島・リンガ島で働く女性たちの話。舞台は2050年です。(前後の話もある)
工業デザイナーから、芸術家から、船乗りから、保育士から、不動産屋から、客室乗務員から…とにかくたくさんの女性が出てきます。彼女たちは強くて、アイディアがあって、一生懸命。
今の働く女性と同じで、それでいて少し進展してるんだなと思いました。
残念なのは常に横に男性がいて、支えたり励まして、最後は恋愛になるところ。きっと作者は男女の友情を信じない人なんだなと思いました。
そこ以外は本当に素晴らしかった!
特に最初の工業デザイナーの歩(ススム)には、職業柄すごく共感したし、一番面白かった。
島のこと、エレベーターのこと、宇宙のことを登場人物たちがいろんな角度から見て意見を言う。それぞれがすごくリアルで、しかも夢があるのです!2050年ってこうなのかなぁと思えました。
本当に面白かった!
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- 感想投稿日 : 2016年4月28日
- 読了日 : 2017年3月28日
- 本棚登録日 : 2016年4月7日
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