論文の構成に似ているなと思った。
まず導入でアクチュエータのアプリケーション、歴史、定義について触れる。本編ではテーマ別に色々なアクチュエータが紹介される。紹介の幅は広く、その分内容的に十分穿たれていないように感じてしまうが、そこは仕方がない。この本の一番の楽しみ方は、意外なアプリケーションに驚くことだろう。たとえば細胞に針を刺し、薬剤等を導入するマイクロマニピュレータに圧電アクチュエータが応用されているそうで、解説には感心した。
まとめも論文の形式を踏襲しており、本文の内容をまとめなおしている。登場したアクチュエータを表にまとめているので、立ち読みをするならここから読むのが良い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学・数学一般
- 感想投稿日 : 2014年10月14日
- 読了日 : 2014年10月14日
- 本棚登録日 : 2014年10月14日
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