2015年の本屋大賞受賞作です。
死を諦観している戦士団「独角」の頭ヴァン、かつて存在したオタワル王国の医術師・ホッサル。
二人の数奇な運命から、やがて訪れる邂逅。
脇を固めるキャラクターも個性的で侮れない。
そしてもう一点、この小説の特徴は、ファンタジーと生物学が融合した、今までに無い世界観であることです。
物語の中核には伝染病が深く関わりますが、この要素が加わる事で、作品に更に奥行きが出ているように感じます。
壮大なスケールの物語に仕上がっています。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年1月9日
- 読了日 : 2018年1月9日
- 本棚登録日 : 2017年8月5日
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