原西の小説感想の場。 興味がある記事には是非コメントをどうぞ。
原西さん
渡瀬 草一郎 岩崎 美奈子
メディアワークス (2006年10月)
電撃文庫
うん、幸せに終わってよかった。<BR> そう思える反面、少し残念な所があるのも事実。<BR> 視点がまばらすぎて、どの人物に一番スポットをあてたいのかがよく分からなかったり、今まであまり影が濃くなかったフェリオがこの巻で妙に目立ったのも気になります。<BR> ...
支倉 凍砂 文倉 十
メディアワークス (2006年06月)
うん、損得勘定とかもあの簿記の恐怖から遠ざかった今では普通に読めます。<BR> 多少、あれこれってどういうこと?っていうような小首を傾げてしまうような表現もあったけれど、でも面白い。<BR> のびのびとした雰囲気の中での、会話で見せる緊迫感。<BR> そして...
三枝 零一 純 珪一
メディアワークス (2001年02月)
SF嫌いの私から言わせてもらうと、ストーリー・キャラクター共に魅力的だけれど、非常に読みにくいです。<BR>最初の方で句読点が少ないというのと、設定を一気に出しすぎている感がありました。<BR> 特に真昼の登場シーン。<BR> あんなにいっぺんにごちゃごちゃ言...
山形 石雄 前嶋 重機
集英社 (2005年09月22日)
うーん、淡々とっていうか主人公というか、視点のコリオに共感が持てなかったところは痛いけれど、アイディアとストーリー展開は面白いです。<BR> シロンに対しての感情は、もっと緩やかに加速してくれたらしっとりと余韻に残ったかもしれません。<BR> 断章のラス...
森橋 ビンゴ 隼 優紀
エンターブレイン (2006年07月29日)
ファミ通文庫
うん、嬢の性格にも慣れてきたので違和感は2巻ほど感じませんでした。<BR>でも1巻から入ったら、疑問に思うんだろうなあ……。<BR> 露骨な性描写には吃驚しましたが、これが青春ノワールの神のなせる技か、不思議に切ない気がしました。<BR> ラストは本当にベタで...
宗田 理
講談社 (2004年04月)
一般文書
最初はやはりつまらない。<BR> 13歳の黙示録と同じ欠点もそのまま、登場人物にリアリティがなさすぎます。<BR> 特に母親。あんなに簡単に受け入れちゃって良いの?と思いました。<BR>そして、幸雄も。懺悔の旅をするよりも、もっと償い方は別にあると思います。<...
講談社 (2000年08月)
最初めちゃくちゃつまらないなあ、と思いました。<BR> 何だか登場人物が淡々としすぎているし、児童向けなせいかやはり会話文が多く、箇条書きのような感じで場の状況がよく分からないものが多かったです。<BR>読みやすかったですけどね。<BR> ただ、幸雄が千佳を...
森 絵都
理論社 (1998年07月)
うーん、子供向けだなあ。<BR> 良い意味で読みやすいけど、悪い意味では伝え方に今ひとつスパイスが足りない。<BR> 言い回しが柔らかいせいもあるし、子供向けだからそこまでどん底に突き落とす作品だとまずいんだろうけど、そのせいかずっしりとした命の重さが感...
伊坂 幸太郎
新潮社 (2003年04月)
うん、好き嫌いははっきり分かれそう。<BR> これが第一印象。<BR> まず、兄弟がすごく珍しい考え方なので、それに共感できなければ、おそらくこの話はつまらないと思うでしょう。<BR>逆にはまる人はめちゃくちゃはまりそうです。<BR>私ははまった派でした。<BR> ...
出海 まこと ヤスダ スズヒト
メディアワークス (2003年07月)
私的にすごく好きな感じなのですが、少し頭の柔らかい新選組ファンではないと受け入れられないかも……。<BR> 史実からは完璧はずれていますが。<BR>人間関係とか、主人公である永倉新八は私のイメージどおりです。<BR>ただ、その他のキャラがなぁ〜悪役設定で特に沖...
藤原 眞莉 鳴海 ゆき
集英社 (1998年09月03日)
コバルト文庫
素晴らしいです!<BR>よほどの歴史好きじゃないと、里見氏の存在そのものは知っていても、義豊のことは知らないと思いますが、そのマイナーなものをもってきた作者が素敵です。<BR>世界観や設定もしっかりしていて、個人的にはカイとテンの良すぎるノリが大好きなの...
杉井 光 かわぎし けいたろう
メディアワークス (2006年08月)
中々面白かったですよ。<BR>ただ、相変わらずあれっと思ったのが、何故御明かしが小さい子ばっかりなのか。だって伊月とか佳乃とかも結構歳とってたじゃない。<BR>まあ、引き取られるのは若かったとしても、一人くらい最年長いても良いし、子供ばかりでなんだかうざ...
久住 四季 甘塩 コメコ
うーん、いいんだけどミステリじゃないよなあと。<BR>いえ、ストーリー的にはすごく好みですが、魔術を利用したミステリではなく魔術に関するミステリみたいな。<BR>被害者や推理は意外性があってめちゃくちゃ良いです。<BR>ただ、この作品の長所であるミステリと魔...
師走 トオル 緋呂河 とも
富士見書房 (2003年01月)
富士見ミステリー文庫
法廷での証言云々は面白かったし、実際意義ありとかはよく使われる戦法なので、いっぱいでてきてああそれっぽいなと思いました。<BR> ただ、主人公の周りが上手く動き過ぎている感じがします。<BR>影野に関してもそうです。<BR>警察ですらつかめないような情報を、...
藤原 眞莉 藤原 多恵
集英社 (1995年12月)
設定は面白いけれど、展開が早すぎる気がします。<BR>もうちょっとゆっくりと時の流れを感じさせて欲しかったです。<BR>そのせいか、感情移入ができないまま信長が死に、濃姫が信長になり、「ふーんかわいそう」としか思えませんでした。<BR>入れ替わるシーンも少し...
角川書店 (2006年05月25日)
最高だ!!<BR>要一がかっこよすぎる。なんだあいつ。熱が出てもふらふらでも、飛び込みをやるなんて漢ですよ。<BR>最後のキャメルもといレッド山田とグリーン富士谷(笑)には存分に笑わせていただきました。<BR>最後は本当に感動しました。<BR>知季と飛沫のシーン...
飛び込みというマイナーな競技に魅了された少年たちの物語。<BR>これを読むと、確かに飛び込みと言う競技をこの目で見たことはない。過酷な競技だな、くらいにしか感じたことはないし、特別見に行こうとも思わなかった。<BR>でも、この話を読むと何故だろう。<BR>「...
集英社 (1997年07月)
今猛っっ烈に感動しております!<BR>泣きたい。めっさ泣きたい!!<BR>切な過ぎますよ。本当に。二人の純愛と、西陣織の話で一気に涙を誘います。<BR>タイトルの意味を、読み終わった後に感じました。<BR>家茂と和宮の周りで起こる様々な因縁、嫉妬、憎悪……。<BR>そ...
公武合体のための政略結婚の中で本当の愛が芽生えたという、有名な和宮と家茂の話なのですが、所々首を傾げてしまうようなシーンはありました。<BR>伊井直弼の桜田門外の変。結局門に血を吸わせたから、なんなの?<BR>この城を守るために自分の死を覚悟していたって...
集英社 (2003年12月25日)
清少納言のますらおぶりが炸裂で、史実からは少しはずしているけれど面白い。<BR>清少納言は、多分本人が思うよりは人に好かれていますね。<BR>鈍感なのか、それともますらおだからなのか……。多分どっちもですね。<BR>それよりも伊周と清少納言の温度差が大好きよ。...
集英社 (2003年01月31日)
前回にくらべて格段に良いです。<BR>清少納言のさっぱりとしたのが非常に清々しくて、彼女の初恋や則光の話など恋愛面が目立ちましたね。<BR>そんな恋の中でも、初恋や楽しい生活よりも『今の自分』であることを選んだ彼女は、ああやはりこの作品の清少納言だなと思...
集英社 (2002年07月26日)
ちょっと時点移動が激しくて、あれ?と思うところもあったけれど、読んでいると楽しくなる『をかし』の文学の清少納言はうまく使えているなと思いました。<BR>伊周に足蹴のシーンは、よくやった!と褒め讃えました(笑)<BR>あとは右衛門と清少納言の関係が上手く掴...
甲田 学人 三日月 かける
アスキー・メディアワークス (2006年07月)
今回は前巻よりは大分読みやすくなったと思います。<BR>しかしながら、まだ説明の描写が多い。もう少し話を進めるにつれ、設定をちょっとずつだしていくテクニックを身につけて欲しい。<BR>そして何より設定がこんがらかったし、相変わらず描写が雑です。<BR>グレー...
メディアワークス (2006年07月)
いや、心理的な面が丁寧に書かれていて個人的には楽しい部分もたくさんありましたよ。<BR>でも、やはり登場人物が多すぎて、こいつだれだっけ?というキャラもでてきてしまったり……結構大変でしたね。<BR>今回は政治的な場面とかが多くて、話がむずかしかったってい...
東野 圭吾
文藝春秋 (2004年08月04日)
東野圭吾好きとしては少しうーんと首を捻ってしまう作品。<BR>これはこれでね、面白いのですが、アメフトにさして興味のない私はその説明の部分でも退屈してしまったし、哲郎と理沙子が結局は、お互いのことを何も考えていないようでむかむかっとしました。<BR>哲郎...
壁井 ユカコ 田上 俊介
アスキー・メディアワークス (2003年05月)
前回よりも二人の仲が少しだけ進展。<BR>微笑ましい限りです。<BR>前回と変わったところはなかったのですが、今回はキャラクターがぞくぞく登場しています。<BR>しかも、脇役だと思ったのが途中で再登場したり、またハーヴェイは人から裏切られたり。<BR>登場人物が...
アスキー・メディアワークス (2003年02月)
退廃した雰囲気が溢れる作品ながらも、それでいて綺麗で繊細な描写がこの小説を読ませてくれます。<BR> 一文が長いと言われていますが、私としては作者がわざとそうしている気がします。<BR>そのことよりも、綺麗な描写なのですが、それが時々まわりくどいと思って...
青目 京子 あづみ 冬留
講談社 (2006年06月05日)
文章としては読みやすいし、設定というか展開は大体読めてしまったが、面白く感じさせてくれました。<BR>しかし、なぜか美形ばかり。美形でないのは担任だけ。まあ、設定的にそうしなければだめなのだけど、なんだかなあ。<BR>零の能力がいまいちつかめなくて、何で...
葉山 透 山都 エンヂ
富士見書房 (2005年12月10日)
ずっと読むタイミングを逃していたのですが、読み始めるととまりません。<BR>アイドル宮沢梨花に振り回される少年が実に微笑ましい。<BR>話の盛り上げ方や、登場人物が二人以外には強くでることがないので、すごく読みやすかったし、その分キャラクターが深くて読ん...
集英社 (2004年01月26日)
これは白夜行の続編として読むからいけないのだ、と途中から思いました。<BR>けれどこれ単体として読めば、かなり面白いです。<BR>勿論、本人が人生をリセットしようと思って美冬になりすましたのですから、唐沢雪穂だと断言するのはご法度だと思いますが、結論から...
山本 文緒
角川書店 (1998年11月)
仕事としての誇りを持った女性たちにすごく共感ができました。<BR>ここに登場する人物たちは決して自分に自信があるわけでもないし、ずば抜けて美人でもない。<BR>そうした主人公達やキャラクターが、ふとしたことで自分の本当の醜さなどに触れたり気づかされたりす...
講談社 (1996年06月)
いつもの東野らしくない、小難しい印象を受けた。<BR>確かに推理小説として見ればいいが、彼らしいユーモアが見えない。<BR>犯人を推理する過程を楽しむ、確かにそれは素晴らしいが、私はどうもそこにたどり着くまでが少し退屈でした。<BR>何ていうんでしょう。ドロ...
桜庭 一樹 武田 日向
富士見書房 (2006年05月10日)
第一話「仔馬のパズル」<BR> 正直、問題自体はそう難しくない。<BR>私はこれを小学校の算数でお遊び半分で解いたし、これをヴィクトリカが分からなかったら寧ろ拍子抜けである。<BR>だが、今回はそれよりも一弥がアブリルよりも、ヴィクトリカを選んだ。こちらの方...
角川書店 (2005年10月25日)
「偽装の夜」<BR> 自分のことばかりしか考えていない登場人物には、すこしぞくっとした。<BR>しかし、探偵倶楽部がコーヒーのスプーンの有無で嘘を見破るシーンは、他の探偵が登場する本でもよく見るし、東野圭吾らしくも何か少し物足りなかった気がします。 <BR>...
森 満喜子
新人物往来社 (1999年06月)
歴史小説
「とし女壬生ばなし」<BR> 切ないなあ……。<BR> 総司の無邪気さと鈍感さときたら、憎らしいくらいにかっこいい!<BR> これは少女漫画見てる気分だなあ。なんだろう、理想の男像じゃないか?<BR> でも男からも愛されると思う。このキャラは。<BR> かっこつけてる...
小野 不由美 山田 章博
講談社 (1992年06月20日)
最初、主人公の陽子が大嫌いだった。<BR> 誰にもかれにも良い格好をして、それが自分とよく似ているから余計に嫌だった。<BR> だが、ケイキに連れられ、どん底につき落とされながらも必死でもがく陽子の姿は、どこか切なくてそして応援したくなった。<BR> 友達や...
メディアワークス (2006年05月)
前作に比べて、質は落ちてもいないがあがってもいない。<BR> だが今回は非常に痛い所がある、キャラクターの魅力が十分に引き出されていないことだ。 それに、これからなのかもしれないが茜の存在がよく分からない。<BR> 今回のストーリー、主人公である伊月の成...
集英社 (1996年09月20日)
これは本当に恐いですね。<BR> コピーを人間とも思わない高城晶子や研究員達。<BR> そして日本のためだと言って、彼女の親まで手にかける人間。 正直むかつきました。<BR> 分身であったって、彼女たちは辛いことも受け止め前へ進む、その姿はとてもよかったです...
角川書店 (1997年12月)
真面目にオススメです。 最後の文章でぐっときます。 第一話で表題作でもある「ブラック・ティー」は置き引きを繰り返す人の話。<BR> 誰でも時に、真面目にやるのがばかみたいって思うことあると思います。<BR> 自分でも間違ってないのに――普通に働くのに疲れ...
アスキー・メディアワークス (2006年04月)
着眼点は良いと思うし、設定も良いと思う。<BR> ただ、甲田先生の作品を初めて読む読者は前半で投げ出したくなるだろう。<BR> 前半が非常に退屈なのだ。<BR> 文章のミスというよりも無駄な文章が多かったり、設定用語が多すぎてしかもその説明が一気に詰め込まれ...
角川書店 (2002年06月)
恋愛小説というよりもノワールみたいな。<BR> ベタ甘のラブを期待している人には向かない作品。悲しめで教訓チックでドロドロとしたシリアス作品が好きな人にはオススメ。<BR> まあ、以前「ブルーもしくはブルー」とか読んで山本先生にはまった人なら大丈夫。<BR> ...
メディアワークス (2006年04月)
相変わらず読者をミスリードに導くテクニックは素晴らしいです。<BR>しかしながら、本当に<混乱>してしまいますし、みゃーことかはなんか正直言うとキャラが濃すぎて普段おとなしめのキャラ(決して薄くはないけど)たちに比べてややくどく感じました。<BR>その上...
メディアワークス (2005年11月)
今回の作品は前作に比べてやや質が落ちる。<BR>この作品はどちらかというとキャラクターの個性やストーリー、ミスリードを楽しむものなのだから、わざわざ本格的なトリックを用意する必要がない。<BR>須津警部がばかだとしても、上手くあのトリックが使えたと仮定す...
講談社 (1998年03月13日)
この作品も白夜行同様傑作だと思います。<BR>しかしながら、今回の場合それ以上に好き嫌いが分かれそうだなと思います。<BR>なぜなら、混乱してしまうからです。<BR>どの章も最初は三人称で途中から一人称。しかも未来と過去で、その未来と過去には矛盾があるため、...
五代 ゆう 宮城
富士見書房 (2006年03月)
富士見ファンタジア
こういう作品が出てくるからファンタジーは面白い。<BR>骨牌の設定はタロットに似ているけれど、それに詞を加えることによってオリジナル感を出している。<BR>描写が抽象的過ぎて、よく分からなくなるのはよくないですが、幻想的できれいな印象を与え、程よく纏まっ...
淡路 帆希 椎名 優
富士見書房 (2005年09月17日)
王道。その一点に尽きます。<BR> 主人公であるルビーは男女共に好感を抱けそうな正統派のファンタジーヒロインだし、ヒーロー役のジェイドも魔法が使える騎士で自分の目的のためにルビーと手を組むというありがちな設定。<BR>全体的に表現もきれいで豊富、読みやす...
川上 亮 櫛衣 けい
富士見書房 (2005年11月10日)
青春小説の王道。<BR>仲間と出会い→同じ目標に向かって取り組む→成長。<BR>といった感じで、特に目新しいものはない。<BR>同じストーリーの作品を別の作家が書くといった珍しい形式の小説だが、どのキャラクターのエピソードも非常に面白く感じた。<BR>聖司のエピソ...
エンターブレイン (2006年03月30日)
1巻に比べると、2巻はやや質が落ちる。<BR>1巻は本当にノワール小説と言った感じだったが、こちらは寧ろアクションの色が濃い気がしたし、ヤクザ相手にいくら父親と喧嘩していたからって高校生の嬢が拳だけで片をつけられるとは思えない。<BR>また、いつの間にか...
集英社 (2002年05月17日)
ドラマが面白かったので、昔読んだ単行本ではなく、文庫本の方を購入。<BR>以前より分厚くなった気が……気のせいでしょうけど。<BR><BR>この白夜行という作品はダークでドロドロとしています。露骨な性表現に思わず読み飛ばしたページもありました。けど、それが逆に...
メディアワークス (2006年03月)
いよいよ物語りも終盤で盛り上がりを見せる第十巻。<BR>いやー濃い。非常に良い内容です。<BR>政治的な意味合いは勿論のこと、人間同士の絡み合い、そしてあの鈍感のフェリオ王子が自分の気持ちに気付いたのは――物語的にはリセリナと結ばれると思っていた私にとって...
小野 一光
太田出版 (1995年07月)
参考資料
警察で実際に扱った事件などが例として出ていて、非常に参考になります。<BR>警察が自殺と他殺で分けるのはどこか。例えばどんな事件の場合、どんなことから判明したのか。<BR>ここまでしっかりと書いてくれたのは嬉しいし、とても参考になります。<BR>警察がどのよ...
角川書店 (1996年05月)
ドラマの再放送をやっていたので、良い機会だし昔読んだ感想を。<BR>わりかしとっつきにくいというか、主人公たちに感情移入しにくいというのが第一印象でした。<BR>設定も、佐々木蒼子と河合蒼子という対照的な環境でお互いの結婚相手に不満を持ち、お互いが入れ替...
中見 利男
中経出版 (2003年11月)
これは非常に分かりやすいです。<BR>あまり新選組を知らない人でも楽しめると思いますよ。<BR>ただ、ある程度知っている人にとってはあまり参考にならないです。<BR>まあ、池田屋の進入経路とか図で説明してくださるのはいいんですけど、他に何があってこうなったと...
きぬた さとし 篠房 六郎
竹書房 (2006年01月20日)
Z文庫
ネットで評判がよかったので買ってきたのですが、書評書くのをすっかり忘れてました。<BR>中々いいと思いますよ、読みやすいし、テンポよく進めてくれます。<BR>世界観も少しずつ出していってくれ、混乱することなく進められましたし、最後の裏切りの展開も素晴らし...
扇 智史 ワダ アルコ
エンターブレイン (2006年02月27日)
これは好き嫌いが分かれるんじゃないかなあ……まあ、多少グロイですし、人殺しシーンもあるし、ダークなので私は大好物ですが、受け入れられない人も多そう。<BR>まず、主人公に人殺しをする動機がないことからも、意見が分かれそうですが、誰でもいいから殺したい時...
荻原 規子
徳間書店 (1996年07月)
これが私が一番好きな小説というか、小説を読むきっかけになった小説なので紹介しようと思います。<BR>古代日本を舞台にし、水の乙女に選ばれた闇の血を引きながらも光を求める娘「狭也」と輝の血を引きながらも闇を見る風の若子「稚羽矢」の和風恋愛ファンタジー。<...
平野 啓一郎
新潮社 (2002年01月)
この本を読んだのは中三の……読書感想文だから夏休み中ですね。ということは、一年と半年以上も前にこの本を読んだことになります。<BR>あえて小説と書かなかったのは、小説というよりも「研究書」に近い、と判断したからです。<BR>私はこの作者は文章力が優れている...
藤原 祐 椋本 夏夜
メディアワークス (2005年09月)
買いだめしていて読まなかったのですが、気になっていたので読了。<BR>最初はすごく読みづらかったです。設定用語が多すぎて頭がついていかなかったし、日常的な会話は楽しめたけどこれといった事件は起きないし。<BR>しかし、面白くなったのは中盤が終りに変わる頃...
壁井 ユカコ 鈴木 次郎
メディアワークス (2005年04月)
キーリの作者である壁井ユカコさんの二個目のシリーズ。<BR>買いだめしたまま読んでいなかったのですが、いやはや素晴らしい。<BR>遺伝子操作はSFの定番で、そう目新しいものでもなかったのです。しかし、マドカという少女と三嶋の関係がすごく微笑ましくて、序盤は...
森橋 ビンゴ 世良 シンヤ
エンターブレイン (2004年12月)
前作、三月、七日と同様に切なくてきゅんと胸を貫く感じがたまらなくいい。<BR>不器用な三月、家族になっていく七日。三月に恋をしている真希。七日に恋をする赤坂。<BR>四人のそれぞれの一途な思いが、それ故に自分自身を苦しめて行く。<BR>重く切なく、それでいて...
エンターブレイン (2004年05月)
pulpが思ったよりも良かったので、こちらも購入。<BR>淡々とした文章、流れ込んでくるような心理描写、惹かれ合いながらも不器用な二人。<BR>単刀直入にいうとずっしりと重かったです。<BR>材料としては目新しいものはありません。<BR>出会った二人が惹かれ合い、本...
メディアワークス (2006年02月)
電撃小説大賞銀賞受賞作。<BR>実はこれが本命でした。<BR>ネットでの評判が真っ二つだったのでドキドキしながら買ったのですが、私にとっては“当たり”でしたね。<BR>まあ、元々時代小説とか日本の文化に興味があったことと、曲がりなりとも弓道部なので弓道の描写に...
電撃小説大賞銀賞受賞作。<BR>初めは描写というよりも説明と言う感じだし、大嫌いな簿記の用語が出てきたり、すごくとっつきにくかったです。<BR>でも中盤辺りから、だんだんと“読ませてくれる”小説になり、ヒロインであるホロの性格も最初はあまり好きじゃなかった...
来楽 零 柳原 澪
電撃小説大賞受賞作、金賞受賞のこの作品。<BR>私的には大賞より好きな作風でしたね。<BR>いや、シリアス好きってこともあるんですが、ラストが好き嫌いの多少分かれ目だと思うんですよ。<BR>そこが上手く気に入って、文章力が高く、すぐにひきつけられました。<BR>...
小河 正岳 戸部 淑
メディアワークス (2006年02月10日)
電撃小説受賞作ということで、まずは大賞から。<BR>最近殺伐としたものが多いので、こういうほのぼのなコメディタッチはいいですねー。癒されます。<BR>文章が読みやすく且つ洗練されているのがとても印象的でした。<BR>文章力は非常に高いし、所々でギャグが冴えて...
藤堂 夏央 雪舟 薫
集英社 (2005年12月22日)
あさぎ色の風の短編集。<BR> まず最初は土方が主人公の話で、伊庭八郎との出会いが描かれています。それにしても……土方さんでも落とせない女がいたとは――。<BR>最後の言葉には沖田に対する熱い友情と、武士になるという熱い決意が込められているようで、何とも彼ら...
水口 敬文 シギサワ カヤ
角川書店 (2005年07月30日)
角川スニーカー文庫
買っておいて読んでいなかった憐の短編。<BR>基本的にこういうほのぼのとした作品が好きだなあ。<BR>ほのぼのとしていてギャグっぽいところは面白く、それでいて切ない――私としてはこういう感じの作品好きですよ。<BR>特別な話ではないけれど、作品のもつ独特の切な...
エンターブレイン (2005年12月24日)
ずば抜けて面白い話でもないしありふれているけれど、読み出したら止まらない。<BR>淡々とした、しかしながら心理描写が上手い文章が、この物語の主人公で自称癖のある嬢。母親の死から血を求めてしまう少年彰を引き立たせていてすごくいいです。<BR>全三巻完結予定...
講談社 (2005年08月12日)
出だしが少し分かりにくかったものの、ストーリーが進むにつれ納得しました。<BR>主人公の子供っぽい言動に何度か腹が立ちましたが、彼にも暗い過去があった上、最後に恋人との別れを通して大人に成長した彼に少し安心したというか、読んでいて無駄ではなかったんだ...
角川書店 (2005年11月25日)
主人公や友達である勝太はいっちゃあれですが、かなり最初は印象が悪かったです。<BR>ただ、さくらが持っている不安や不満は少なからずとも皆が持っているものですし、勝太の少し無鉄砲で無神経だけれど他人のことを思いやる気持ちはすごく感じました。<BR>非常に淡...
講談社 (1991年11月26日)
リズムの続きですね。<BR>前作同様、作品の中の“リズム”は崩さず、切ないような優しいようなそして酷く皮肉っているようなふしぎなほど純粋な物語でした。<BR>真ちゃんがバンドを辞め、夢を失うことにより主人公自信も光りが見えなくなる。<BR>「夢」がどれほど大事...
講談社 (1991年05月28日)
大人でなければ子供でもない、それ故に一番思い悩むのが中学生だと思います。<BR>これは、私がちょうど中学3年生の時に読んだのですが、不良と呼ばれる真ちゃんの優しさ、壊れるような人間の脆さが非常に印象に残ります。<BR>文章自体はそう難しくはないです。その...
雨宮 諒
メディアワークス (2005年11月10日)
第一話の「僕は能面」は非常に好きですね。<BR>誰だってそうだと思うんですけど、ある程度皆自分に能面を被せ、他人とうまくやりあうために息苦しさを感じることがあると思います。<BR>私もとくにそうなのですが、心理描写が非常に巧みで思わず涙を誘います。<BR>特...
メディアワークス (2005年12月)
今回の空鐘は恋愛がメインだったと思います。<BR>カシナート司教と神姫ノエルの恋仲はめちゃくちゃ意外でしたが、まあ納得。<BR> シルヴァーナさん大好きなので、ハーミットのバカやろう!と怒鳴りたかったですが、まあ応援したいです。<BR> それにしてもシルヴァ...
集英社 (2004年12月25日)
一巻でここまで物語がすすむかー!とちょっと驚きつつ(笑)<BR> 油小路の変はもうちょっと丁寧に書いて欲しかったかなと。<BR> 沖田と土方からの視点ではなく、番外編で永倉視点でやった方が良かったかもと思います。<BR> 山南さんのシーンは中々、明里さんと...
集英社 (2004年11月02日)
ついに池田屋事変ですね! 拷問シーンはかなり痛いですが、でも桝屋のあのシーンは土方の重要な役目というか見せ場というか……まあ、池田屋事変の計画を暴く重要シーンなので、あれでOKです。<BR> 池田屋事変ではちょっと緊張感が物足りないかなという気もしました...
集英社 (2004年07月27日)
三巻は壬生浪士組から新撰組へ改名、そして芹沢鴨暗殺までを描いたものですね。<BR> 土方歳三の武士に対する熱い思い、芹沢を特別好いてはいないものの嫌いにはなれず戸惑いを隠せない沖田。<BR> 二人の想いが交差していい具合にドラマを作り上げています。 ...
藤堂 夏央
集英社 (2004年03月31日)
二巻はかの有名な芹沢鴨が登場します。<BR> かれはどこへ行っても悪役なんですね。沖田総司の二人に対する熱い思い、土方の二人に対する熱い思いが見れ、非常に微笑ましい巻でした。<BR> 芹沢鴨が沖田を気に入ったのには少し吃驚。<BR> 武士の出であんなことをす...
集英社 (2003年10月03日)
新撰組の小説なのですが、まあ多少土方と沖田の男同士で危うい会話がありますが……まあ耐えられる範囲。<BR> 注目すべきは、まだ彼等が新撰組どころか壬生浪士組にもなっていない日常を描いたのが、この第一巻ということでしょうかね。<BR> ほのぼのとしたシーンも...
川上 稔 さとやす
概念シリーズ(勝手に命名)の第一巻下。非常に面白かったです。 命をかけた死闘、最後あたりの新庄と佐山の誓いっていうのかな。想いを打ち明けるシーンは感動物でした。 きっと佐山なりに彼女を巻き込むことへの抵抗があったのでしょうけれど、でもそれを承...
メディアワークス (2003年06月)
いやあ、難しいけどでも面白い。 ギャグがさえていて、それでいてシリアスな場面から戦闘シーンまでこなす。 私が好きなのはブレンヒルトと猫の会話。微笑ましくて思わずぶっと笑ってしまいます。 1st-Gの概念は「文字」なのですね。とても世界観が濃く、次は...
富士見書房 (2003年12月)
結構有名らしいので買いました。 なるほど……確かに面白いです。トリックは使い古されているのですが、キャラとストーリーが見事にカバーしています。 推理よりストーリーで楽しむようは小説ですね。 推理を楽しみにしてるんだぜ、って人にはオススメできませんが...
メディアワークス (2003年12月)
これは私の大好きな渡瀬草一郎さんのシリーズで、陰陽ノ京からずっと好きでしたが、このシリーズは最も大好きなシリーズです。 表紙からSFものかな?と思ったら実は戦記物でびっくりです。 国とのやり取り、陰謀、戦い……イラストも美麗で読んでいると、すごく透明...
メディアワークス (2005年06月)
電撃にミステリーは珍しいというのと、帯が気になったので買いました。 トリックに多少難というか……無理やりな点はありますが、全体的な流れやストーリー。 キャラクターなどはすごく好き。 ただ、先生が「人を殺したければ殺せばいい」的な発言をしているので、...
有川 浩
メディアワークス
前作空の中に引き続きハードカバー。でも、その値段をだすだけの価値はあります。 前回と同様で、戦闘ではなく熱いドラマを見たい人にオススメ。 キャラの書き分けがよくできていて、非常に読みやすく、またヒロインの望が強くなっていく成長も心地がよいです。 ...
メディアワークス (2004年10月30日)
電撃の新境地と噂されるので買ってみました。 すごい……の一言です。 人間同士の複雑な関係を濃く描いていて、胸に直接響きます。 それでいて塩の街の時と同じ綺麗な文章というイメージはさすがです。 中盤がやや弱いですが、それでもかなりオススメの作品です。 ...
雨宮 諒 丸山 薫
メディアワークス (2004年04月)
小さくて本好きの男の子シュプルと、おじいちゃんの優しい物語。 第10回電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作というのと、雰囲気にひかれて買ってみました。 文章も読みやすいし、ストーリー的にもいいですが、6歳のシュプルがこのおはなしをするのは無理だろうっ...
有川 浩 昭次
メディアワークス (2004年02月)
本当に圧倒されるほど素敵な、綺麗な文章でした。 でもやはり後半が弱いです。 前半の短編っぽくやってくれた方がよかったかもですが、それでも作品全体の儚い雰囲気の中の美しさが見事に現れていて素敵でした。 一気に読んじゃいました(笑) 次作も楽しみにし...
メディアワークス (2004年08月)
あいかわらず優しくて、それでいた温かい物語。 シュプルはまだ小さいのに云々という理屈は一まずおいておくことにしました。 私的には『共に掲げよ誇りのジョリー・ロジャー』の女海賊メアルルードがすごくかっこよくってお気に入りのキャラです。 今までのおは...
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