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最後の恋―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)についてのensorceleuseさんのレビュー


レビュー by ensorceleuseさん

日本文学   読み終わった  読了日 : 2009年02月07日  3  登録日: 2011年09月03日

乃南アサ『キープ』の主人公に共感。主人公の考えが怖いくらいに過去の私と同じで、見透かされたような気分に。
「でも私は、もう二度と、十五の時のような苦しみを味わいたくはなかった。懲り懲りだった。だから、自分の気持ちはさておき、とりあえず私を望んでくれる相手の中から、少なくともいやな感じがせず、あとはできるだけ条件の揃っている人を選ぶことにした。外見。学歴。家庭環境。-愛がない。想われている実感がない。自分の方を向いていない。-似たような台詞を、何度聞かされたか分からない。嫌なら、やめれば。それで平気だった。そのうちまた、誰かが私を求めるだろう。独りぼっちにさえならなければ、それで良いと思っていた。それにひょっとすると今度こそ、運命的な出会いが待っているかも知れないと、密かに期待もしていた。」 レビュー登録日 : 2011年09月22日


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