ニセ科学を10倍楽しむ本

著者 :
  • 楽工社 (2010年3月1日発売)
3.73
  • (15)
  • (40)
  • (22)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 276
感想 : 42
4

第3章「有害食品、買ってはいけない?」で食品の安全基準の考え方がよくわかった。厚労省の安全基準とは一言で言うと、「人が一生の間、毎日、摂取し続けていても害が出ない量」の100分の1とのこと。仮に基準値の20倍の○○が検出されたからといって、(違反は違反だが)すぐに健康の問題が起こるような値でないことをよく知るべきだ。
序でにいうと、医療法の年間許容被曝線量は50ミリシーベルト。これは5,7マイクロシーベルト/時を1年間継続的に浴びた量。この数値を頭に入れてメディアの報道を検証してみるといい。
ちなみに集団検診で胃をレントゲンで調べると約4ミリシーベルト被爆するという。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学・工学
感想投稿日 : 2011年7月26日
読了日 : 2011年7月26日
本棚登録日 : 2011年7月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする