酒飲みの論理というのは常識を超越する……というか、酔っ払いには論理なんてないような気がする。そんな酒飲み達の生態をこんなに面白く書いていた小説は他に思い浮かびません。読んでいて何度も吹き出してしまいました。ほんとに、水だとこんなに飲めないという量を何故にアルコールなら呑めるのか、人体の七不思議です。可笑しいだけじゃなくて、指輪物語や智恵子抄でのオチのつけかたがやられたって感じで、流石に日常ミステリーの草分け的な存在なのだなあと感じ入ったと共に、絶対こんな失敗するもんかと自分に誓う一冊になりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年12月12日
- 読了日 : 2016年12月12日
- 本棚登録日 : 2016年12月12日
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