以前2巻まで読んで、この刊行ペースだと次が出る頃には前の話を忘れてしまうと危惧し、3巻以降は完結待ちでした。無事完結とのことで、復習のためにさらっと再読のつもりで読み始めたがが、結局じっくり読むことに……。主人公のヤエトは過去視という特殊な能力を持ちながら身体が弱くて熱を出して寝込んだり、隠居することが目標というファンタジーのヒーローにはあるまじき姿。でも、日和見主義になりきれずボヤキつつも、つい真面目に働いて皇女の副官として有能さを発揮してしまうところが魅力的。ルーギンや皇女との絡みも面白いし、北嶺にはどんな秘密が眠っているのか、これからじっくり楽しみます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年9月26日
- 読了日 : 2016年9月26日
- 本棚登録日 : 2016年9月26日
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