園子温監督の、どういう映画をつくるか、何を目指すかというコンセプトはいつもながらすごいと思う。竹内力の死ぬシーンなんかは、園監督またやってくれたなという感じの突き抜けたぶっ飛び具合で、個人的な期待が満たされてよかった。ただ作りそのものについてはちょいちょい雑な気がしたし、あまりに粗野で下卑ていて性欲以外持ち合わせてませんという感じの映像が120分間ひたすら続いたのは個人的な好みの問題もあるが正直不快だった。あと、ナレーションとして中核を担っているはずの染谷将太のラップが、下手ではないにしろ他の面々に比べて一番ショボかったのは映画全体として痛いと思う。対して窪塚洋介はIWGPを彷彿とさせるような窪塚洋介にしかできない演技で、さすがだなと思った。
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- 感想投稿日 : 2016年1月2日
- 読了日 : 2016年1月2日
- 本棚登録日 : 2016年1月2日
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