自らの出自に関するほとんど全てを嫌悪、現在の環境全てから断ち切った生活をしていたが親・兄の死によりそれらを回顧(という次元の話ではない…)しなければならなくなる主人公。改行なし、反復の繰り返しによる文章がどうも止まらなくなり。つーか過去話が因縁に満ち溢れていておもしろすぎ。ドイツ語に関する意見にも超共感。「ドイツ語で考えドイツ語で話すと、あの言葉の非人間的な重圧のせいであっというまに麻痺が襲ってくる」!!
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- 感想投稿日 : 2006年7月22日
- 本棚登録日 : 2006年7月22日
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