マスカレード・イブ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2014年8月21日発売)
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感想 : 1546
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第1作目の「マスカレード・ホテル」の続編。
その1作目を読んでいないのだけど、時系列としては前作より過去の話らしい。
なぜ1作目を読んでいないかというと、身内に面白くなかったからと捨てられてしまったから(涙)

前作でタッグを組んでいた、ホテル・コルテシアで働く女性・山岸尚美と警視庁捜査一課配属の新米刑事・新田浩介が主人公の全4編からなる短編小説。

「それぞれの仮面」メイン:山岸尚美
「ルーキー登場」メイン:新田浩介
「仮面と覆面」メイン:山岸尚美
「マスカレード・イブ」メイン:新田浩介 サブ:山岸尚美

この中で一番だったのは「ルーキー登場」
ジョギング中に殺された男性の妻は自宅で料理教室を開いていて、
生徒である1人の男性に夫からDVを受けていると打ち明けていて…というストーリー。
まあ…言ってしまうとこの妻、キツネですね。
でもこういう話、好きなんです。

東野圭吾さんの小説はこれと「仮面山荘殺人事件」と2作読みましたが、
どちらもとても読みやすく、割と序盤から犯人に気づいてしまうのです…。
トリックとか裏の人間関係だとかまではわからないけど、
なんとなくこの人犯人じゃないかな~と感じて、でもそんな単純じゃないよな~
と思っていたらやっぱりそうだったっていう…(汗)
面白いんだけど、敢えて読者にわかるように書いているのかしら。。。

加賀恭一郎シリーズとガリレオシリーズも積読しているけど
こちらはもっとぎゃふんといわせてもらえるだろうか。
一抹の不安がよぎります(笑)

コルテシアというホテルの名前、最初「コロシテヤル」に見えていかにも事件が起こりそうな随分大胆な名前つけたなーとびっくりしましたヾ(´▽`;

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年12月26日
読了日 : 2016年11月27日
本棚登録日 : 2016年11月27日

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