ぐりとぐらのかいすいよく (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)

  • 福音館書店 (1977年4月1日発売)
3.66
  • (157)
  • (178)
  • (343)
  • (15)
  • (8)
本棚登録 : 3502
感想 : 198
5

「ぐりとぐら」シリーズ3作目。
野山が舞台である事が多い中で、「海」と「夜」がとても新鮮。

波打ち際で遊ぶぐりとぐらの元に、葡萄酒の瓶が流れ着く。
中に入っていたのは「うみぼうず」からの手紙と浮袋が2つ。
2匹は「うみぼうず」のお願いを聞く代わりに、泳ぎを教えてもらうことに。

私も筋金入りのカナヅチなので、海の中を自由自在に泳げたらさぞかし楽しいだろうなあって、昔から思っていました。
理想はまさに「うみぼうず」の泳ぎ。くらげみたいに漂ったり、バタフライで力強く水をかいたり、イルカジャンプなんてキメようものなら本当に気持ちよさそう(後で「うみぼうず」のモデルは中川先生が通われていたスイミングスクールの先生だと知って、ちょっと笑ってしまった)。

本当に、夏!という感じの一冊。毎年読みたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ├ 山脇百合子
感想投稿日 : 2017年7月21日
読了日 : -
本棚登録日 : 2017年7月21日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする